柱状節理
熊本県阿蘇の柱状節理(ちゅうじょうせつり)が、地震の復興工事で破壊されたという報道があった。柱状節理はマグマが冷えて固まる際にできる柱状の割れ目で、断面は六角形のものが多い。映画「未知との遭遇」の舞台となったアメリカのデビルスタワーが有名だが、国内にもあちこちにある。根室市の花咲岬付近には、根室車石という放射状摂理が発達した球状岩体がある。放射状節理は、その名のとおり節理が放射状になったものだ。これは、マグマが海底から海中に流れ出し、表面が海水で冷やされ柱状節理ができる一方で、内部はまだ高温なので、動いているうちに球形となったものだそうだ。根室車石ができたのは白亜紀で、恐竜が全盛期を迎えた時代だ。
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