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2017年10月22日 (日)

日本の歴史⑤ 平安建都

 集英社版「日本の歴史」シリーズ第5巻「平安建都」は、1000年以上にわたって日本の都となった平安京への遷都がどのような経緯で行われ、いかにして平安時代がスタートしたかを描いた本だ。奈良時代末期、本来なら天皇になれなかったかもしれない山部親王が桓武天皇として即位する。桓武天皇はそれまで続いた天武系ではなく、天智系だった。その頃、平城京は排水や水運の問題が深刻化していて、桓武天皇は遷都という一大事業を行う決意を固めていく。桓武天皇がまず断行したのは、長岡京への遷都だった。しかし、長岡京建設の責任者である藤原種継が暗殺されるという事件が発生、桓武天皇の弟 早良(さわら)親王が黒幕であったとして幽閉されるが、早良親王は無実を訴えて断食の末憤死してしまう。結局、桓武天皇は長岡京遷都を断念、より環境に恵まれた平安京への遷都を推し進めることになった。こうして平安時代がスタートするが、桓武天皇の次の平城(へいぜい)天皇の上皇時代には藤原薬子(くすこ)の変が発生、平城上皇が平城京に遷都すると言い出す。これはいまならワイドショーや週刊誌が連日大騒ぎするだろう一大スキャンダルだ。ということで、初期にはこのような大事件もあったが、平安京は日本の都としてしっかり定着していく。一方、地方では、平や源などの姓を賜って臣籍に下った皇族(賜姓皇族)の子孫たちが、着々と力を蓄えつつあった。平将門が坂東を舞台に起こした乱は、かつての主君、時の摂政 藤原忠平ら平安貴族たちを震え上がらせ、のちの武家政治へとつながるさきがけとなるのだった。

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