世の中ががらりと変わって見える物理の本
ループ量子重力理論を専門とするイタリアの物理学者カルロ・ロヴェッリが書いた「世の中ががらりと変わって見える物理の本」は、本国イタリアでベストセラーになった本だ。しかも、科学書として1位になったというのではなく、人気小説などを抑えて総合1位になったという。さすがはガリレオ・ガリレイを生み出したイタリア、科学に対する関心は高いのだろう。この本はイタリアの経済紙に連載した記事をまとめたもので、現代物理学をまったく知らない人に対し、相対性理論や量子力学など20世紀の革新的な理論についてわかりやすく解説している。ロヴェッリはこの本を書いたのち、専門とするループ量子重力理論を解説した「すごい物理学講義」も書いている。興味深い本だが、それにしてもこの日本語タイトルはなんとかならんもんだろうか。出版社の勝手な思い込みなのか、どうも外国の科学書はときどき変てこな日本語タイトルをつけられる。素直に直訳した方がいいと思うのだが。
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