ドクター・モローの島
イギリスのSF作家H・G・ウェルズの小説「モロー博士の島」は、絶海の孤島でマッド・サイエンティストが恐るべき研究をしているという話で、何度か映画化された。このうち1977年の映画「ドクター・モローの島」では、ドクター・モローをバート・ランカスターが演じている。20世紀はじめ、太平洋上で沈没した船からボートで脱出したアンドリュー・ブラドック(マイケル・ヨーク)ら3人は、ある孤島に流れ着いたが、生き残ったのはブラドック1人だった。ブラドックが目を覚ますと、そこはドクター・モローという謎めいた人物の屋敷だった。モローは助手のモンゴメリー、美しい女性マリア、そして何人もの異形な姿をした召使いとともに暮らしていた。回復したブラドックは、周辺を歩き回っているうち、モローがあやしい研究をしていることに気づく。モローは、遺伝子操作によって野獣を人間に改造しようとしていたのだ。ブラドックはモローの実験に反対したため、人間を野獣に改造する実験の実験台にされてしまう。ブラドックはマリアとともに命からがら島を脱出するが、ラストシーンは2種類あるそうで、ぼくが見たのはハッピーエンド版だった。しかし、そうじゃない方がやはりこの映画にふさわしいだろう。
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