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2017年7月18日 (火)

天体望遠鏡③

 天体望遠鏡には、大きく分けて屈折式と反射式とがあるが、屈折式望遠鏡もすべて同じタイプというわけでなく、タカハシの屈折式望遠鏡にはレンズ形式が異なる5つのラインがある。これは、月・惑星がメインか星雲星団銀河がメインか、眼視がメインか写真撮影がメインかなど、ターゲットに合わせた最適な光学系を選択できるようになっているからだ。例えば、月・惑星がメインなら焦点距離が長い望遠鏡がいいし、星雲星団銀河の写真撮影がメインならFが明るい望遠鏡がいい。また、レンズには収差というものがあり、どんな光学系でもすべての収差を完璧に消すことはできないが、高性能レンズを何枚か組み合わせることにより、実用上十分なレベルまで収差を補正することは可能だ。これも眼視と写真撮影それぞれに適した形式がある。タカハシEM−11 Temma2Z赤道儀に搭載できる望遠鏡で眼視中心ということなら、FOA-60、FS-60Q・CB、FC-76D・100Dくらいまでだろう。口径6㎝クラスなら、赤道儀はもう一段小型のPM-1でもいい。ただし、自動導入赤道儀ではないが。

Fc76ds_prodimg

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