ロビイストの陰謀
アメリカの議会ではロビー活動が盛んで、ロビイストと呼ばれる人たちがたくさんいる。日本だとこれが口利き屋とか政治ブローカーなどと陰口をたたかれ、いかがわしいものとして見られがちだが、アメリカのロビイストはちゃんと市民権を得ているようだ。まあそれでも、アメリカのロビイストにもいかがわしい連中がいるようで、ブッシュ政権時にはジャック・エイブラモフという大物ロビイストによる詐欺事件が起きている。ケヴィン・スペイシー主演の映画「ロビイストの陰謀」は、そのエイブラモフ事件を描いた物語だ。エイブラモフは映画プロデューサーをやったこともある映画好きだそうで、本作でもスペイシーが「ゴッドファーザー」や「タクシードライバー」などのセリフをしゃべるシーンがある。それはともかく、本作でのエイブラモフ一味はロビイストというよりちょっとマヌケな詐欺師で、そんなことやったらいつか逮捕されるに決まってるだろ〜という展開だ。本当のワルはもっと静かに悪事を働いてるんじゃないだろうか。
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