マリアンヌ
二重スパイ(ダブル・エージェント)というのは小説や映画にはもってこいの素材だが、たいていは悲劇的な結末が待っている。ダブル・クロス(裏切り)の代償は重いのだ。ブラッド・ピット&マリオン・コティヤール主演の映画「マリアンヌ」は、第2次世界大戦中、イギリスの秘密諜報員マックス・ヴァタン(ピット)とフランスのレジスタンス マリアンヌ・ポーセジュール(コティヤール)が、モロッコのカサブランカで出会うところから物語が始まる。2人は、カサブランカにいるナチス高官を暗殺するため、夫婦になりすますのだが、やはりというか恋に落ちる。なんてったってハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマンの映画「カサブランカ」の舞台カサブランカだもんね。ミッションは成功、2人はロンドンで結婚し、娘アナを授かるなど、しばし幸福な時間を過ごす。しかし、スパイの世界は非情だ。ナチスの手はマリアンヌへと伸び、彼女はドイツのスパイだという疑いをかけられてしまう。自らの任務と愛する妻マリアンヌとの間で苦悩するマックス。2人を待ち受けていたのは、悲しい運命だった。
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