理・工基礎 解析学
高校で複素数(というか虚数)を学んだとき、なぜこんなものを導入するのかわからず、変だなぁと思っていた。しかし、大学で解析学を学び始めると、三角関数との不思議な関係、さらには複素関数の著しい性質にちょっと驚き、複素数が単に計算上の都合で導入されたものではなく、何か本質的なものを秘めたものではないかと気づくようになった。田辺行人・大高一雄「理・工基礎 解析学」は、微分方程式やベクトル解析、複素関数、フーリエ解析などを扱った教科書だが、非常にわかりやすい記述で、学生時代にお世話になった本だ。数学科ではなく、物理系学科や工学部に進む学生にいいだろう。
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