ザ・コア
地球は磁気を帯びている。これを地磁気というが、その原因は地球内部の構造にある。地球内部は、地殻、マントル、外核、内核という構造になっているが、このうち外核は鉄やニッケルの液体でできていて、ここに電流が流れ、磁場を発生させていると考えられている。現在、S極は北極の近く、N極は南極の近くにあるが、ときどきこれが逆転したことが、いろいろな証拠によってわかっている。千葉県市原市には77万年前に地磁気逆転が起きたことを示す地層があり、その時代を「チバニアン」と名付けようという動きも出ている。映画「ザ・コア」は、地球の核の回転が停止し、地磁気がなくなったらどうなるかをテーマにした物語だ。実際、地磁気がなくなったら、太陽が放出する放射線が直接大気にぶつかるので、地球環境や生物にとって何らかの悪影響もあるだろう。映画の方は、1年後に地球が滅亡するという設定で、特殊車両で核まで突入し、核爆発で再回転させようというちょっとぶっ飛んだ話だ。
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