国立科学博物館①
上野の国立科学博物館(科博)は、400万点を超える貴重なコレクションを有する日本最高の科学博物館だ。ここには日本館と地球館という2つの建物があり、明治時代にイギリスから輸入された天体望遠鏡などの重要文化財もあるが、まずはやっぱりルーシーに会いに行くのが常道だろう。アウストラロピテクスのルーシーは、アフリカ エチオピアで発見された318万年前の化石人骨につけられた名前で、発見されたときにビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」が流れていたことからこう名付けられた。ルーシーの種は正確にはアウストラロピテクス・アファレンシスというが、発見された化石から、直立二足歩行を行っていた可能性が高いという。科博にあるのはルーシーの復元模型だが、その姿は、「突然、現代に連れてこられて、非常に驚いている」姿だそうだ。アウストラロピテクス・アファレンシスの体型は男女差が大きかったようで、男性が身長150㎝程度であったのに対し、ルーシーは110㎝くらいしかない。最近の調査結果によれば、あわれなルーシーは高い木から落ちて全身骨折し、川の中で息絶えた可能性が高いという。
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