死亡遊戯
ブルース・リーの遺作となった映画「死亡遊戯」は、撮影中に急死したリーに代役を立て、なんとか完成にこぎ着けた映画だ。リーの死因ははっきりしないところがあり、裁判まで開かれたが、結局は死因不明とされたそうだ。リーは人気アクションスター ビリー・ローを演じるが、前半で顔を撃たれ、あとは代役数人がローを演じている。過去のリー作品の映像も流用しているので、見覚えがあるシーンも多い。ローとその恋人である歌手のアン・モリスは、各界のスターを抱える国際組織に独占契約を迫られ、脅迫を受けていた。これを拒否し続けたローは、映画「ドラゴン怒りの鉄拳」のラストシーンの撮影中、組織が差し向けた殺し屋に銃撃されてしまう。一命を取り留めたローは、一計を案じて自分の葬儀を行い、組織を油断させる。危険が迫るモリスを陰で助けながら、ローは組織の壊滅に乗り出すのだった。リーの代役たちもみなアクションスターで、他のリー作品ではスタントマンも務めていたということだが、やはりリー自身のアクションシーンは段違いだなぁという印象だ。32歳という若さで世を去ったのが悔やまれる。
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