将門記を読む
10世紀中頃に起きた平将門の乱は、「将門記(しょうもんき)」という書物にその大要が描かれているが、誰がいつ書いたかなどはわからない。また、9世紀末までは日本書紀に始まる正史が編纂されていたが、将門の時代にはこれがなくなり、他の史料も格段に少なくなっている。したがって、将門記に描かれているものが具体的にどんなものだったか、例えば、営所と呼ばれていた施設がどんなものだったか、将門らがどんな武具を身につけていたかなどがほとんどわからないのだ。川尻秋生篇「将門記を読む」は、当時の社会の様子や武具を詳しく考察するなどして、将門記のイメージをより具体化しようという試みだ。また、将門の乱が後世に与えた影響や、全国各地に広がる将門伝説も紹介している。
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