キャノンEOS Kiss Digital X
2003年発売のキャノンEOS Kiss Digital(初代キスデジ)は、大衆機ながら天体写真撮影向きで、天文ファンに大人気となった。当時はデジカメ進化のスピードが速く、2005年には2代目となるEOS Kiss Digital Nが、2006年には3代目となるEOS Kiss Digital Xが登場する。初代キスデジが630万画素だったのに対し、Xは1010万画素にアップするなどの性能向上が図られたが、実際に天体写真撮影に使ってみると、何よりありがたかったのがノイズリダクションだ。初代キスデジで気になったアンプノイズが、まったく気にならなくなったのだ。ただ。赤い波長の光に対する感度は初代キスデジよりも低くなったような気がした。また、ライブビューがないので、ピント合わせが難しかった。Xは広角〜標準レンズで撮影しているうちはまだよかったが、ミニボーグを使用しての星雲星団銀河のクローズアップ撮影ではさすがに無理があり、限界を感じていたところに登場したのがEOS60Daだった。
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