キャノンEOS IX E
デジタルカメラ時代到来前、35㎜フィルムに取って代わろうという勢いで登場したのがアドバンストフォトシステム(APS)だ。APSフィルムは撮影データを磁気面に記録することができるなど、当時としてはかなり先進的で、ぼくもさっそく飛びついたのが1996年発売のキャノンEOS IX Eだった。デザインは先進的というか、従来のデザインからかなりかけ離れていて、はっきり言ってあまりかっこよくなかった。まあデザインは気にしないからどうでもいいのだが。天体写真撮影という観点から見ると、APSは特にメリットがあるわけでもなく、結局は風景写真を撮影したくらいで、そのうちにデジタルカメラが登場、お蔵入りとなった。ぼくが所有した中でも一番の悲劇のカメラだった。しかし、これは廃棄処分とはせず、いまでも捨てずに持っている。
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