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2017年3月

2017年3月31日 (金)

将門の井戸

 我孫子市日秀(ひびり)にある将門神社の近くには、将門の井戸という井戸の跡がある。いまはもう水もかれているが、明治の末頃まではこんこんと水がわき出ていたという。言い伝えでは、この井戸は将門が開き、軍用に供したものだという。現代では水道が完備しているため、あまりピンとこないが、昔は生活にも農業にもいかに水源を確保するかが死活問題だった。将門の時代、坂東(いまの関東地方)には大きな湖沼がたくさんあったので、これらも活用して農地を開発したのだろうが、21世紀になったいまでも鬼怒川の大水害が起きるくらいだから、当時の治水事業も大変だったろう。

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2017年3月30日 (木)

大英自然史博物館⑤

 地球にはいまも隕石が降り注いでいる。最近では2013年、ロシア チェリャビンスク州に隕石が落下、カメラにも捉えられ、大きなニュースとなった。ぼくも何度か火球(非常に明るい流星)を見たことがあり、そのうち1個は音も聞いたことがあるが、チェリャビンスク隕石はまさに「規格外」だった。隕石はもともと、宇宙空間を漂っていた固体物質が地球に落下したものだが、成分を詳しく分析することによってどこから来たものか推定することができる。大英自然史博物館所蔵のこの隕石の起源は、なんと火星だ。おそらくは、はるか昔、火星に隕石が衝突するかなんかで火星の岩石が宇宙空間に飛び出し、長い時間を経て、地球に落下したのだろう。

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2017年3月29日 (水)

将門神社

 我孫子市日秀(ひびり)にある将門神社は、その名のとおり平将門をまつった神社だ。ここは手賀沼の北東にある丘陵の上だが、手賀沼は江戸時代に干拓されるまではもっと大きな沼だったようで、昔はすぐ眼下に手賀沼を望むことができたのだろう。将門が生まれ育ったのは下総国(しもうさのくに)相馬郡、現在の取手市周辺と言われているが、将門が幼少の頃この地で過ごしたという言い伝えがあるそうだ。取手市と我孫子市とは利根川をはさんですぐ向かい合っているので、将門もよく行き来していたのかもしれない。

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2017年3月28日 (火)

大英自然史博物館④

 かつて日本では旧石器捏造事件というのがあった。藤村某というアマチュア考古学研究家が石器を捏造し、あらかじめ埋めておいたものを発掘、次々と「歴史的大発見」を重ねて日本史を塗り替えたという事件だ。考古学界の一部には疑問を持つ者もいたようだが、学問的に厳密に検証されることもなく、事件が発覚したのは毎日新聞のスクープがきっかけだった。その後の調査で、藤村某の「業績」の大部分が捏造だと判明したが、日本の考古学史上最悪の事件と言っていい。似たような事件は外国にもあり、有名なのがイギリスで起きたピルトダウン人事件だ。当時の考古学界では、類人猿と人類とをつなぐミッシングリンク(失われた環)を探し求める機運が高まっていた。そうした中、イングランドのピルトダウンで発見された化石は、まさにこのミッシングリンクであるとされ、世間は「歴史的大発見」に沸いた。しかし、この化石は、ヒトの頭骨とオランウータンの下あご、チンパンジーの歯を組み合わせて捏造した真っ赤なニセ物であることが発覚したのだ。真理・真実を追求すべき科学者の中に、栄誉だけを追い求める者がいるのは恥ずべきことで、歴史に対する犯罪だと思うが、最近も似たような事件があったなぁ。ぼくもかつては科学者をめざしたので、こういう事件は許せないという気持ちが強い。

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2017年3月27日 (月)

海禅寺

 平将門が生まれ育ったのは下総国(しもうさのくに)相馬郡、現在の取手市周辺と言われているが、守谷市にも多くの伝説が残されている。その一つ、守谷市の海禅寺は将門が創建したと言われ、将門死後、叔父 良文の子孫相馬氏の菩提寺となるが、ここには将門と7人の影武者のものと伝えられる墓がある。将門には7人の影武者がいたという伝説があって、将門の妻 桔梗が本人と影武者の見分け方を藤原秀郷にひそかに教え、これによって秀郷が将門を討つことができたなどの話も残っている。墓を見に行ったら、近くにいたおじさんが寄ってきて、「この墓は以前はうちの墓の裏にあったが、ここに移したんだ」と説明してくれた。このおじさん、もしや影武者の子孫かっ?

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2017年3月26日 (日)

大英自然史博物館③

 モアは新生代中新世〜完新世にニュージーランドに生息していた鳥類で、飛ぶことはできないが、史上最大の鳥類だったと考えられている。この全身骨格は500年前のもので、絶滅寸前に生きていたモアなんだろう。モアの骨の一部が見つかったとき、これを鳥類の大腿骨だと見抜いたのはイギリスの生物学者リチャード・オーウェンで、その4年後に多数の骨が発見され、オーウェンの予言が正しかったことが証明された。ちなみに、オーウェンは「恐竜(ダイナソー)」の名付け親でもある。

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2017年3月25日 (土)

守谷城址

 平将門が生まれ育ったのは下総国(しもうさのくに)相馬郡、現在の取手市周辺と言われているが、守谷市にも多くの伝説が残されている。その一つ、守谷城は将門が建てた城ということになっているが、実際には将門の叔父 良文の子孫である相馬氏の居城であったようだ。良文は国香や良兼、良正ら将門を寄ってたかってイジめたおじらの中で、唯一将門の味方だったとされ、将門死後その領地を与えられている。この良文の子孫は大繁栄し、鎌倉幕府の有力御家人も数多く輩出しているが、そこには将門の娘を通じて将門の血も入っていると言われている。千葉、秩父、河越(川越)、江戸、渋谷、三浦、鎌倉などの姓はみな良文流平氏だ。

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2017年3月24日 (金)

大英自然史博物館②

 三葉虫は古生代カンブリア紀からペルム紀にかけて大繁栄した節足動物で、大英自然史博物館のこの化石は、モロッコの4億8700万年前の地層から発見された。カンブリア紀は地球が海に覆われ、たぶん気候も温暖だったんだろう、多種多様な生物が出現したと考えられている(カンブリア爆発)。三葉虫に代表されるように、いまから見るとへんてこな生物ばかりだが。しかし、カンブリア爆発で出現した生物のほとんどは、ペルム紀末に大量絶滅する。おそらくは大きな気候変動があったのだろう。

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2017年3月23日 (木)

平将門 その史実と伝説

 1976年のNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」は、平将門と藤原純友の生涯を描いた物語だ。千年以上も前の話なので、登場人物や設定もかなりフィクションが加えられていたが、これはまあしょうがないだろう。伊藤晃の書いた「平将門 その史実と伝説」は、将門の生涯をさくっと振り返る内容だが、ドラマの中の虚構と真実を検証するコラム集がなかなかおもしろい。著者は流山市の出身だそうだが、そのあたりには将門とキュウリに関する伝説があるという。キュウリを輪切りにすると、将門が使用した九曜紋が現れるので、輪切りにしてはいけないという話だ。千年以上もこういう伝説が残るというのはなかなかすごいことだ。

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2017年3月22日 (水)

大英自然史博物館展①

 上野の国立科学博物館で大英自然史博物館展が始まった。大英自然史博物館は8000点もの標本を収蔵する世界でも指折りの自然史系博物館だ。始祖鳥は1億4700万年前に生息していた、恐竜と鳥類との中間的な生物で、1861年、ドイツバイエルン州ゾルンホーフェンの中生代ジュラ紀後期の地層から化石が発見された。当時はまさにチャールズ・ダーウィンが進化論を発表した直後で、始祖鳥は論争の中心的な存在となった。現在では、始祖鳥は鳥類の直接の祖先ではなく、それに近い生物であると考えられている。

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2017年3月21日 (火)

将門風土記

 10世紀中頃、坂東(いまの関東地方)で承平天慶の乱を起こした平将門は、千年の時を経てなおも各地に伝説を残している。将門が生まれたのは下総国(しもうさのくに)相馬郡、いまの茨城県取手市あたりだと言われているが、その後豊田(いまの常総市周辺)や石井(いわい、いまの坂東市)を本拠地とし、坂東8カ国を掌握、新皇と名乗ったが、本拠地石井で藤原秀郷や平貞盛に討ち取られた。将門の首は京の都に送られ、さらし首にされるが、坂東に持ち帰られ埋葬された。これが千代田区大手町にある将門首塚だ。郷土史家の柴田弘武とカメラマンの横村克宏がタッグを組んで書いた「将門風土記」は、いまに残る将門伝説の地をたどるガイドブックとしても参考になる本だ。

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2017年3月20日 (月)

スパイダーマン3

 スーパーヒーローと大学生という二足のわらじを履くスパイダーマン=ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、ブロードウェイでのデビューを果たした恋人メリー・ジェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)へのプロポーズも決意するなど、順調そのものの日々を送っていた。しかし、気がかりなのはパーカーへの復讐を誓ってニュー・ゴブリンに変身した親友ハリー・オズボーンだった。MJへのプロポーズをメイおばさんに打ち明けた夜、パーカーはニュー・ゴブリンに襲撃され、大苦戦の末これを撃退するが、頭を強打したオズボーンを見捨ててはおけず、病院に運び込む。蘇生したオズボーンは最近の記憶を失い、パーカーを以前のように親友として迎え入れる。一方、郊外では一人の脱獄犯が警察に追われていた。男は研究所の構内に逃げ込むが、そこは分子分解の実験場だった。実験に巻き込まれた男は、自由自在に形を変えられる砂でできた体を持つ男、サンドマンに変身してしまう。この男こそ、パーカーの育ての親ベンおじさんを殺した犯人だった。復讐の念に駆られるパーカーは、宇宙からきた謎の液状生命体に取り込まれ、ブラック・スパイダーマンとなってしまう。同時に、まじめで純真なパーカーの性格も一変、ワイルドでキザ、イヤミな奴になってしまう。ようやく元に戻ったパーカーだったが、サンドマン、そして謎の液状生命体に取り込まれた新たな敵ヴェノムを相手に、勝ち目の薄い戦いに臨む。大苦戦のスパイダーマン。そこに現れたのが、記憶を取り戻すと同時に、パーカーへの誤解もとけて本当の親友に戻ったオズボーン=ニュー・ゴブリンだった。ヴェノムを倒し、サンドマンからベンおじさん殺害の真相を聞いたパーカーは、サンドマンを許すのだった。

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2017年3月19日 (日)

スパイダーマン2

 スーパーヒーローと大学生という二足のわらじを履きながら忙しい日々を送るスパイダーマン=ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)だったが、スパイダーマンとしての活動が忙しいあまり、私生活は低調となっていた。授業には行けず、成績も降下、ピザ屋のバイトもクビになった。幼なじみのメリー・ジェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)や親友ハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)と久しぶりに再会したパーカーだったが、自分の正体を明かすわけにもいかず、悶々とした気持ちは晴れない。そんな中、父ノーマンの後を継いで軍事企業オズコープのトップとなったオズボーンは、核融合プロジェクトのリーダーであるオットー・オクタビアスをパーカーに紹介する。翌日、オクタビアスはプロジェクトのデモンストレーションを行うが、実験は失敗、オクタビアスに接続したアームに搭載した人工知能が暴走し、ドック・オクとして悪の道に転落してしまう。ドック・オクがスパイダーマンへの復讐のため、核融合実験の準備を進める中、悩めるパーカーの超能力は次第に失われていく。ドック・オクとの戦いに大苦戦するスパイダーマンだったが、多くの市民が自らの楯になってくれる姿を見て、再び超能力を取り戻すのだった。そして、スーパーヒーローとして生きる道を選び、MJをあきらめたパーカーの元に、ウェディングドレス姿のMJが駆けつける。このあたりは映画「卒業」のエンディングそのものだ。一方、スパイダーマンの正体が親友パーカーであることを知ったオズボーンは、ニュー・ゴブリンと化して父の復讐を誓うのだった。

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2017年3月18日 (土)

生命40億年全史

 イギリスの古生物学者リチャード・フォーティが書いた「地球46億年全史」の姉妹版とも言える「生命40億年全史」は、40億年に及ぶ生命の歴史を解説する本だ。生命は海で誕生し、海から陸上へ、そして空にも進出していくが、その間何度かの爆発的進化や大量絶滅もあった。その原因は、地殻変動もあれば気候変動もあり、さらには小天体が地球に衝突したという説までさまざま考えられている。こうした大昔のことがなぜわかるかと言えば、世界各地の地質やそこから発見された化石を丹念に調査した結果だ。フォーティは学生時代、極北のスピッツベルゲン島でテントを張って数週間化石探しをしたそうだが、娯楽も何もない人里離れた地での探検調査について、まさに天国だったと述べている。普通の人から見れば浮き世離れしているかもしれないが、こういう先人たちの積み重ねがあって地球史や生命史という学問が体系化されたのだ。「地球46億年全史」も「生命40億年全史」もあまり図版がなく、想像力の乏しいぼくとしては図鑑みたいにしてほしいなと思ったりするが、テレビドラマにしたらもっとおもしろいだろう。

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2017年3月17日 (金)

スパイダーマン

 マーベル・コミックのスーパーヒーロー スパイダーマンの実写映画「スパイダーマン」は、ニューヨークの高校生ピーター・パーカーがスパイダーマンに変身し、正義のために戦うスーパーヒーローとなるまでを描いた物語だ。パーカー(トビー・マグワイア)は科学が好きな高校生だが、引っ込み思案で、イジメられっ子だった。しかし、見学に訪れた大学の研究室で遺伝子操作されたスーパースパイダーにかまれ、クモのような超能力を身につける。最初はこの能力を利用してカネを稼ぎ、幼なじみのメリー・ジェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)の気をひこうとしたパーカーだったが、よこしまな動機による行動が育ての親であるベンおじさんを死に追いやってしまう。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というベンおじさんの遺言を胸に刻んだパーカーは、正義の味方スパイダーマンとして悪と戦うことを誓うのだった。一方、パーカーの親友であるハリー・オズボーンの父ノーマン(ウィレム・デフォー)は、経営する軍事企業で兵士の肉体を強化する薬品の開発を急いでいた。しかし、軍から契約を打ち切られそうになり、社長も解任されたことから、未完成の薬品を自らの肉体で人体実験する。実験は失敗、薬の副作用で誕生したのは、スパイダーマンの宿敵となるグリーン・ゴブリンだった。悪の限りを尽くすグリーン・ゴブリンとスパイダーマンの戦いがついに始まった。スパイダーマンは苦戦の末グリーン・ゴブリンを倒すが、父を失った親友ハリーとは抜き差しならない関係になっていく。

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2017年3月16日 (木)

燃えよドラゴン

 これぞブルース・リー映画と言えるのが「燃えよドラゴン」だ。有名なテーマ曲は「スパイ大作戦」や「ダーティーハリー」の音楽も手がけたラロ・シフリン作曲で、誰でもどこかで聞いたことがあるだろう。ブルース・リー演じるリーは、ある国際諜報機関からの密命を帯び、少林寺を裏切ったミスター・ハンが3年に1度開催する武術トーナメントに参加する。ハンは表向きは武道家だったが、実は犯罪組織のボスとして自らの島で麻薬を密造していたのだ。早速深夜に調査を開始するリーだったが、警備員に見つかり、騒ぎを起こしてしまう。リーの代わりに犯人扱いされたのは、トーナメントに参加していたウィリアムズで、ウィリアムズはハンに殺されてしまう。一方、リーはトーナメントで、リーの妹を死に追いやったオハラと対戦、復讐を遂げる。そして再び島内を調査したリーは麻薬工場を発見、モールス信号で情報を送るが、ハンに捕らえられてしまう。ハンがリー処刑を命じたのは、トーナメントに参加していたローパーだった。ローパーはこれを拒否、ハンに捕らえられていた囚人も加わって、大乱戦となる。そして最後はリーとハンの一騎打ち。リーは少林寺の奥義でハンを倒し、犯罪組織を壊滅に追い込むのだった。

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2017年3月15日 (水)

キャノンPowerShot G9 X Mark Ⅱ

 コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)で天体写真撮影を行う際にネックになるのは、ピント合わせと露出時間だ。コンデジのオートフォーカスで星にピントを合わせるのは難しく、シャッタースピードもバルブ(B)がないので長時間露出ができないのだ。キャノンPowerShotシリーズの一部機種には、こうした欠点をカバーする星空モードという機能が搭載されている。最新のPowerShot G9 X Mark Ⅱは実にコンパクトで、これでスナップ写真でも風景写真でも天体写真でもOKというのだから、旅先でちょっと天体写真もという使い方もいい。星空モードでは星空タイムラプス動画も撮影可能で、一度シャッターを押せばあとは勝手に撮影してくれるので、EOS60Daで天体写真を撮影している様子を撮影するのもおもしろいかもしれない。

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2017年3月14日 (火)

ドラゴンへの道

 ブルース・リー主演の映画「ドラゴンへの道」は、ローマを舞台にちょっとユーモラスなリーが活躍する物語だ。ローマの中華レストラン「上海」は、地元のギャングに店を売るよう脅され、毎日のように手下が嫌がらせにきていた。香港から助っ人としてやってきたタン・ロン(リー)は、はじめは田舎者丸出しでバカにされたが、ギャングをたたきのめしたことでみなから頼りにされるようになる。その後もギャングは執拗にタン・ロンを狙うが、タン・ロンが返り討ちにしてしまう。業を煮やしたギャングのボスがタン・ロンを葬り去るべく呼び寄せたのは、アメリカ人の武道家ゴードン(チャック・ノリス)だった。最後にタン・ロンとゴードンがコロッセオで死闘を繰り広げるのが見所だが、これほどの腕を持つゴードンが、たかがレストラン1軒を狙うちっぽけなギャングに雇われるとは。

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2017年3月13日 (月)

キャノンEOS60Da

 ぼくがいま天体写真撮影に使っているのが、2012年発売の天体写真専用キャノンEOS60Daだ。これはEOS60Dをベースに、ローパスフィルターを換えてオリオン座大星雲などの散光星雲が放つHα(エイチ・アルファ)線の透過率を高めたもので、赤い星雲がよく写るようになっている。キャノンは2005年にも天体写真専用のEOS20Daを出したことがあり、天体写真専用モデルとしては2代目となる。デジタルカメラの場合、従来のフィルムに相当するのがイメージセンサーだが、EOS60DaのイメージセンサーはAPSーCサイズ(22.3㎜×14.9㎜)だ。これが高級機ではいまやフルサイズ(36㎜×24㎜)が主流となっていて、天体写真ではキャノンに後れを取っていたニコンも、2015年にフルサイズの天体写真専用モデルD810Aを発売、EOS60Daに強力なライバルをぶつけてきた。となると、キャノンが次に発売する天体写真専用モデルはフルサイズになるのだろうか。それとも、天体写真専用モデルはもう出ないのだろうか。今後の動向に注目している。

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2017年3月12日 (日)

春の星空②

 夏の星空には夏の大三角、冬の星空には冬の大三角という1等星を結ぶ三角形があるが、春の星空にも春の大三角がある。しし座のデネボラとうしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカを結ぶ三角形がそれだ。ただし、デネボラだけ2等星だ。われわれの銀河系は棒渦巻銀河という形をしているが、銀河系の円盤(銀河面)、すなわち天の川を赤道とすれば、銀河北極(真上)は春の大三角周辺、正確にはかみのけ座の方向になる。この方向は銀河系内の星や星間ガスが少ないので、銀河系の外がよく見える。そのはるか彼方にあるのがかみのけ座銀河団やおとめ座銀河団だ。
2013年4月29日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出181秒

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2017年3月11日 (土)

キャノンIXY410F

 キャノンIXY DIGITAL Lが出たとき、なんとまあ薄型のコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)が出たもんだと思っていたら、その後もIXYシリーズはあれよあれよという間に薄型になっていった。ぼくがいまでも使っているのは2011年発売のIXY410Fで、発売当時キャノンは世界最薄と謳っていた。まあ普通の撮影に使うのであれば、まったく不満はないが、天体写真撮影にはさすがに使えない。それはしょうがないのだが、最近キャノンはコンデジのPowerShotシリーズに星空モードという機能を搭載し始めた。この星空モード、普通のコンデジでは難しい星のピント調整に加え、星空タイムラプス動画も簡単に撮影できるという。これならミラーレスよりPowerShotの方が「買い」だろう。

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2017年3月10日 (金)

春の星空①

 3月になると、オリオン座など冬の星座は大きく西に傾き、春の星座が南の空に昇ってくる。しかし、春の星座はちょっと地味で、いまいちスター不在だ。実は、春の星空は銀河系の外がよく見えるので、銀河ファンには大人気なのだが、大きな望遠鏡がないと見えないのだ。そんな中で目立つのは、星座の形がわかりやすいしし座だろうか。ししの前足部分には1等星レグルスが輝いている。その東にあるかに座には、肉眼でもボーっと見えるプレセペ星団がある。しし座の西にもボーっと見える星座があるが、これはかみのけ座だ。ここには1000個以上の銀河を含むかみのけ座銀河団がある。また、かみのけ座銀河団のちょっと南には、2500個の銀河を含むおとめ座銀河団がある。
2013年4月29日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出181秒

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2017年3月 9日 (木)

キャノンEOS Kiss Digital X

 2003年発売のキャノンEOS Kiss Digital(初代キスデジ)は、大衆機ながら天体写真撮影向きで、天文ファンに大人気となった。当時はデジカメ進化のスピードが速く、2005年には2代目となるEOS Kiss Digital Nが、2006年には3代目となるEOS Kiss Digital Xが登場する。初代キスデジが630万画素だったのに対し、Xは1010万画素にアップするなどの性能向上が図られたが、実際に天体写真撮影に使ってみると、何よりありがたかったのがノイズリダクションだ。初代キスデジで気になったアンプノイズが、まったく気にならなくなったのだ。ただ。赤い波長の光に対する感度は初代キスデジよりも低くなったような気がした。また、ライブビューがないので、ピント合わせが難しかった。Xは広角〜標準レンズで撮影しているうちはまだよかったが、ミニボーグを使用しての星団星雲銀河のクローズアップ撮影ではさすがに無理があり、限界を感じていたところに登場したのがEOS60Daだった。

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2017年3月 8日 (水)

ファム・ファタール

 カンヌ映画祭会場で高価なダイヤモンドが盗まれた。窃盗団の1人ロール(レベッカ・ローミン)は仲間を裏切り逃走するが、途中で気を失い、見知らぬ家のベッドでめざめる。ロールはこの家の女性リリーとまちがわれ、介抱されていた。やがてリリーが帰宅するが、リリーは夫と子どもを失い、絶望のあまり自殺してしまった。ロールはリリーになりすまし、アメリカに渡るが、機中で隣の座席に座った男と結婚、7年後、ロールはアメリカ大使夫人としてパリに舞い戻るのだった。ファム・ファタールとは、フランス語で「運命の女」という意味だが、特に男を破滅させる魔性の女のことをいうそうだ。ロールを演じるローミンは、映画「Xーメン」シリーズで自由自在に自分の姿を変えることができるミュータント ミスティークも演じているが、まさに魔性の女というにふさわしい演技ぶりだ。と思っていたら、物語の大部分はロールの夢?であったことが判明、ひっくり返りそうになった。うぅ〜む、これがブライアン・デ・パルマ流か。

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2017年3月 7日 (火)

キャノンIXY DIGITAL L

 21世紀到来とともに、デジタル化の波はコンパクトカメラ(コンデジ)の分野でも急激に進展する。キャノンIXY DIGITALシリーズは、フィルムカメラでは不可能だったコンパクト化に成功し、日常的に持ち運ぶのがまったく苦にならないカメラだった。ぼくが買ったのは2003年発売のIXY DIGITAL Lで、光学ズームなしという割り切ったモデルだ。それまでもツーリングの際はカメラを持って行ったが、フィルム時代はあまり撮りまくるというわけにもいかなかった。IXY DIGITAL Lはフィルム代もかからず、ポケットにも入るサイズなので、気軽に撮影できるモデルだった。しかも、動画まで撮影できるという、いまでは当たり前だが、当時としては驚くべきコンデジだった。しかし、デジカメ進化のスピードはおそろしく速い。悲しいかな、IXY DIGITAL Lもあっという間に置き去りにされてしまった。

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2017年3月 6日 (月)

ナインスゲート

 ジョニー・デップ主演の映画「ナインスゲート」は、世界に3冊しかないという17世紀の悪魔の書をめぐるオカルト・ミステリーだ。本の探偵コルソ(デップ)は、悪魔の書の1冊を入手したバルタンという富豪から、この本が本物かどうか鑑定を依頼される。しかし、調査を引き受けたとたん、コルソは何者かに狙われ始め、謎の女の影がちらつくようになる。コルソは残り2冊を所有する人物と会うため、ヨーロッパに飛ぶが、接触した人物も次々と殺されていく。3冊を比較したコルスが気づいたのは、版画が少しずつ違うことだった。この版画をすべてそろえて悪魔を呼ぶ儀式を行うと、第9の扉が開かれるというのが悪魔の書の秘密だったのだ。それを知るバルカンは、ついに9枚の版画をそろえ、儀式を始めるが、最後の1枚は実はニセ物だった。本物の1枚に描かれたのはコルソを助けた謎の女で、コルソはこれを入手し、ついに第9の扉の前に立つのだった。

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2017年3月 5日 (日)

キャノンEOS Kiss Digital

 21世紀到来とともにあっという間にフィルムカメラに取って代わったのがデジタルカメラだ。2003年発売のキャノンEOS Kiss Digital(初代キスデジ)は、大衆機ながら天体写真に向いていると評判で、ぼくも長年愛用したアサヒペンタックスに別れを告げ、キスデジによってデジタルカメラの世界に足を踏み入れた。キスデジが天体写真に適していたのは、長時間露出によるノイズが他社製品に比べて非常に少なかったということだ。天体写真撮影では数十秒〜数分という長時間露出を行うので、これは大きなポイントだ。実際にはまだノイズリダクションがなかったので、アンプノイズがけっこうあったが。それと、初代キスデジは赤い波長の光に対する感度が高く、オリオン座大星雲などもよく写った。まあ初代なので、ライブビューがないとか、バリアングル液晶じゃなくてピント合わせがつらいなどの欠点もあったが、その後キスデジシリーズは毎年のようにモデルチェンジし、新機能を備えていく。いまはもうだいぶ落ち着いたが、この頃はあっという間にニューモデルが出るので、買いどきを見極めるのが大変だった。

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2017年3月 4日 (土)

氷の家

 イギリスBBCのドラマ「氷の家」は、6代目007ジェームズ・ボンドになる前の若きダニエル・クレイグが謎の殺人?事件に挑む物語だ。10年前に当主デビッドが失踪したメイベリー家の屋敷の氷室で、無惨な死体が発見された。屋敷に住むのはデビッドの妻フィービーとその友人アン、ダイアナの3人の女性だが、10年前の事件でフィービーは夫殺しの疑いをかけられ、村人からは魔女と呼ばれていた。フィービーを夫殺しの犯人と信じるウォルシュ警部は、マクラクラン(クレイグ)を伴って捜査に着手するが、フィービーらの謎めいた行動もあり、捜査は難航する。しかも、マクラクランは、妻に逃げられて酒浸りになっていたこともあり、はじめのうちはまったくダメダメ警官だ。容疑者の1人に恋なんかしてる場合じゃないだろう。そのうちに、死体がデビッドでないことが明らかになり、アンが何者かに襲撃されるなど、事件は大きく動き始める。物語の背景にあるのはまさに中世の魔女狩りみたいなムードで、登場人物はみなあやしいのだが、その謎も最後には氷解する。氷塊はするが、それでいいのか?というエンディングだ。

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2017年3月 3日 (金)

キャノンEOS IX E

 デジタルカメラ時代到来前、35㎜フィルムに取って代わろうという勢いで登場したのがアドバンストフォトシステム(APS)だ。APSフィルムは撮影データを磁気面に記録することができるなど、当時としてはかなり先進的で、ぼくもさっそく飛びついたのが1996年発売のキャノンEOS IX Eだった。デザインは先進的というか、従来のデザインからかなりかけ離れていて、はっきり言ってあまりかっこよくなかった。まあデザインは気にしないからどうでもいいのだが。天体写真撮影という観点から見ると、APSは特にメリットがあるわけでもなく、結局は風景写真を撮影したくらいで、そのうちにデジタルカメラが登場、お蔵入りとなった。ぼくが所有した中でも一番の悲劇のカメラだった。しかし、これは廃棄処分とはせず、いまでも捨てずに持っている。

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2017年3月 2日 (木)

コレクター

 モーガン・フリーマン主演の映画「コレクター」は、フリーマン演じるアレックス・クロス刑事が連続美女誘拐犯を追う物語だ。クロスはワシントンD.C.警察の刑事で、犯罪心理学の専門家でもある。ある日、ノースカロライナ州の大学生であるクロスのめいナオミが、行方不明となってしまう。クロスはすぐに現地に飛ぶが、一連の誘拐事件の犠牲者と思われる3人の死体が発見されたこと、ナオミのほかにも行方不明となっている女性たちがいることを知る。なかなか手がかりがつかめないクロスだったが、誘拐された女医ケイト・マクティアナン(アシュレイ・ジャッド)が監禁場所からの逃亡に成功したことにより、事件解決の糸口をつかむのだった。しかし、せっかく一度は犯人を追い詰めたのに逃げられ、ケイトを2度も怖い目にあわせ、挙げ句の果てに犯人はすぐそばにいたとは、クロスの活躍ぶりもちょっといまいちだった。

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2017年3月 1日 (水)

アサヒペンタックスSP

 ぼくが最初に手にしたカメラは1973年発売のアサヒペンタックスSPFだったが、その後1964年発売のアサヒペンタックスSPも入手し、2台体制となった。ほとんど天体写真しか撮影しなかったので、TTL測光のSPでも開放測光のSPFでも大差なく、どっちかというとSPを多用したと思う。SPは大衆機としてベストセラーとなり、長きにわたって中古市場でも人気があった。レンズは広角から望遠まで中古でコツコツと買い集めたが、いまいち気に入ったレンズにはめぐり会わなかった。まあフィルム時代は露出時間が長かったので、レンズの収差やらピントやらフィルムの平面性やらいろんな問題が出やすかったんだろう。いつの時代も何かしら面倒なことがあるが、フィルム時代は、バッテリーをまったく気にする必要がないというのがよかった。このSPもデジカメ移行とともに泣く泣く廃棄処分となった。

Img_asahi_pentax_sp

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