ファー・アウト
映画「スター・ウォーズ」のオープニングはおなじみの「A long time ago in a galaxy far, far away…」だが、われわれの銀河系から130億光年のかなたまで、世界各国の天文台の大型望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡(HST)で撮影された迫力ある画像を集めた写真集が「ファー・アウトー銀河系から130億光年のかなたへ」だ。表紙に登場するのはかみのけ座の渦巻銀河NGC4565で、ちょうど真横から見ているので、エッジオン銀河とも呼ばれている。望遠鏡が発明されたのは16世紀終わり頃で、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で天体を観測したのが1609年と言われているが、以来天文学と望遠鏡は手を携えてともに発展してきた。そして、20世紀末、人類はついに宇宙空間にHSTを打ち上げ、地球大気による影響を受けない理想的な環境ではるかかなたの宇宙を観測できるようになった。この写真集を開けば、驚異に満ちた宇宙の姿を堪能することができるだろう。
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