おおぐま座の銀河M81・M82
北斗七星があるおおぐま座には銀河が多い。地球は銀河系の中にあり、銀河系の腕である天の川周辺は星や星間物質があって銀河系の外がよく見えないのに対し、それと垂直の方向は銀河系の外がよく見えるのだ。銀河系から1200万光年離れた渦巻銀河M81と不規則銀河M82はすぐそばにあって、大きな望遠鏡でも同一の視野に入る。この2つの銀河は過去に至近距離ですれ違ったようで、その影響でM82では星間ガスが圧縮され、一度に大量の星が形成されるスターバーストが起きている。M81やM82は、きりん座の渦巻銀河NGC2403などとともにM81銀河群という集団をつくっている。
2016年12月24日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出301秒
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