オートガイダー①
星雲星団銀河のクローズアップ写真を撮影するには、赤道儀の極軸を厳密に合わせることが必要だが、焦点距離が長くなるほど、星を点像に写すことが難しくなる。赤道儀の剛性やピリオディックモーションなど機械精度の問題、さらには地球大気によって光が屈折する大気差などが無視できなくなってくるのだ。焦点距離が短ければ、モータードライブを回しておけばいいだけなのだが、焦点距離が長い場合は、オートガイダーという装置を使う必要が出てくる。オートガイダーはCCDやCMOSカメラを内蔵し、赤道儀とパソコンに接続(パソコン不要のスタンドアロンタイプもある)することによってガイド星を追尾、微妙なズレを自動的に修正してくれる、なんとも便利な装置だ。オートガイダーは各社からいろいろな製品が出ているが、ぼくはタカハシ純正のαーSGR3を選んだ。サイズは7㎝くらいで重さは250g、非常にコンパクトだ。
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