パワー・ゲーム
出世欲がたたって不始末をしでかした若造が、最後はハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンという両巨頭を手玉に取ってしまう映画「パワー・ゲーム」は、巨大IT企業間の産業スパイの暗躍を描いた物語だ。ワイアット社に勤めるアダム・キャシディ(リアム・ヘムズワース)は、ニコラス・ワイアット(オールドマン)のワイアット社をクビになるが、会社の経費を使い込みしたのがバレてしまう。ワイアットはこれを見逃す代わりに、産業スパイとしてライバル会社アイコン社に潜入するよう命じる。アイコン社を率いるジョック・ゴダード(フォード)はかつてワイアットの共同経営者で、2人には強い確執があった。キャシディは豪華なアパートや高級服を与えられ、はじめは上流階級の仲間入りしたと喜んでいたが、次第に自分が危険な立場に置かれたことに気づいていく。2人に利用されたことを思い知ったキャシディは、自分が逮捕されることも覚悟の上で、捨て身の姿勢で臨むしかなかった。出世欲のあまり地に足のつかないキャシディに対し、父親は実直な労働者で、これをリチャード・ドレイファスが演じている。
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