アルゴ
1979年、イラン革命によって国外に亡命したパーレビ国王をアメリカが受け入れたことにより、これに反発した学生らが在イラン・アメリカ大使館を占拠し、大使館員ら52人を人質にするという事件が発生した。このとき、すんでのところで6人が大使館から脱出し、カナダ大使公邸に逃げ込んだ。このピンチにCIAはカナダ政府の協力のもと、「アルゴ」という架空の映画を制作するという名目で、6人をそのカナダ人スタッフに変装させ、イランを脱出するという奇想天外な作戦を実行する。ベン・アフレック主演の映画「アルゴ」は、「カナダの策謀」と呼ばれたその作戦を映画化したもので、当時の映像を織り交ぜながら臨場感ある映像に仕上げている。ちなみに、劇中の映画「アルゴ」は、当時公開されたばかりの「スター・ウォーズ」のようなSF作品で、チューバッカに似たクリーチャーも登場していた。作戦は無事成功し、人質となった大使館員も444日後には解放されるが、CIAの関与が明らかにされたのは1997年だったそうだ。
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