レ・ミゼラブル
ヴィクトル・ユーゴーの名作「レ・ミゼラブル」は、誰でも子どもの頃に読んだことのある物語だろう。ぼくも小学生のときに「ああ無情」という日本語訳を読み、確か中学生のときに文庫本全5巻を読んだ記憶がある。貧しいジャン・ヴァルジャンがたった1本のパンを盗んだことがきっかけで19年も監獄で重労働を強いられ、出獄後は真人間になるものの、不幸のどん底で死んでいったファンティーヌから引き取ったコゼットとともに、冷酷なジャヴェール警部に追われ続けるという物語だ。1998年の映画「レ・ミゼラブル」は、リーアム・ニーソン(ヴァルジャン)、ジェフリー・ラッシュ(ジャヴェール)、ユマ・サーマン(ファンティーヌ)らの俳優陣で映画化した作品だが、何せ原作は長〜い大河小説なので、本作ではジャヴェール警部が自ら死を選ぶ場面までを描いている。だいぶ昔に読んだので内容はほとんど忘れていたが、断片的に思い出す場面もあった。ジャヴェール警部の最期も忘れてたが、自ら川に身投げするんだったか。法の番人を自認していたジャヴェール警部は、法が絶対ではないことを痛感し、それに厳格に従ってきた自らの人生を清算したかったということらしい。本作はここで終わっているが、原作ではヴァルジャンの不幸はまだ続く。彼が真に幸福感に包まれるのは、人生最後の瞬間だった。
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