アレックス・ライダー
イギリスでベストセラーになった小説「アレックス・ライダー」シリーズは、14歳の少年がMI6にスカウトされ、大活躍するスパイ・アクションものだ。これを映画化した「アレックス・ライダー」は、MI6のスパイだった叔父イアン・ライダー(ユアン・マクレガー)が任務中に殺されるところから始まる。アレックス(アレックス・ペティファー)はイアンがスパイだということを知らず、銀行員だと思っていたが、実は知らず知らずのうちにスパイに必要な素養を身につけさせられていた。イアンの死に疑問を持ったアレックスは、MI6に乗り込み、真実を知る。厳しい訓練にも耐え、晴れてMI6のエージェントとなったアレックスは、イアンの任務を引き継ぎ、大手IT企業CEOダリアル・セイル(ミッキー・ローク)の陰謀を暴くべく、単身敵地に向かうのだった。登場人物はみな一癖あったり、MI6への入り方が魔法省並だったりで、全体的にユーモアたっぷりのストーリーだ。もちろん007のパロディも散りばめられている。一方で、セイルが陰謀を企んだ理由が、移住者に冷たいイギリス社会への復讐だとしたことは、ちょっとした社会風刺なのだろうか。マクレガーが着用するレザージャケットはベルスタッフで、これが実にかっこいい。
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