さらば、ベルリン
1945年のベルリンを舞台に、戦争で人生を翻弄される人々を描いた映画「さらば、ベルリン」は、往年のフィルム・ノワールを彷彿させる映画だ。ポツダム会談の取材のためにベルリンを再訪したアメリカ人記者ジェイク(ジョージ・クルーニー)は、偶然にもかつての恋人レーナ(ケイト・ブランシェット)と再会する。しかし、レーナはもはやかつてのレーナではなかった。戦後世界で主導権を握ろうとする米ソ両大国の暗闘のはざまで、重大な秘密を知る夫とともに必死に生き延びようとしていたのだ。裏切りによって夫を失ったレーナとともにベルリンを脱出しようとしたジェイクだったが、レーナの真実を知ったジェイクは、レーナが飛行機に乗り込むのを黙って見送る。このあたりは、イルザとラズロが2人で飛行機の乗り込むのをリックが見送る映画「カサブランカ」のオマージュなのだろうか。
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