あれい状星雲
こぎつね座のあれい状星雲M27は、惑星状星雲としては最も明るく、撮影しやすい星雲だ。しかも、とてもカラフルなので、天文ファンには大人気だ。惑星状星雲は、太陽程度の質量の恒星が進化の最終過程で赤色巨星となり、周囲にガスを放出したもので、望遠鏡で見ると惑星のように見える。ガスは今も広がっているので、数十年とか数百年も経つと形が変わるのがわかるだろう。さらに時間が経つと、ガスは拡散して薄れてゆき、元の恒星は白色矮星となる。この写真は300秒露出だが、あれい状星雲はとても明るいので、もっと短い露出時間でもいいかもしれない
2016年9月7日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出300秒
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