スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜
アメリカ大統領選では、2〜3月のある火曜日に予備選や党員集会が集中し、選挙の行方を大きく左右する。今年は3月1日、民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏がそれぞれ過半数の州で勝利し、選挙戦で大きく前進することになった。ジョージ・クルーニー監督の2011年の映画「スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜」は、そのアメリカ大統領選をスキャンダラスに描いたフィクションだが、実際に選挙戦に関わった人物の著作を原作にしたそうだ。クルーニー自身も大統領選でバラク・オバマ氏を積極的に支援したそうだが、本作では民主党の有力候補者であるマイク・モリス ペンシルベニア州知事を演じている。しかし、清廉潔白が売りのモリス候補には、重大な秘密があった。このあたりはビル・クリントン元大統領を彷彿させるが、2008年にはオバマ氏とヒラリー・クリントン氏が民主党大統領候補の座をめぐって激しく争ったので、その余波だったのだろうか。失敗したわけでないのに、選挙参謀の座を追われた故フィリップ・シーモア・ホフマンの後ろ姿に哀愁が漂う。
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