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2016年9月

2016年9月30日 (金)

マッチポイント

 1967年の映画「007カジノロワイヤル」は、イオン・プロダクション制作ではない、いわば007番外編だが、ストーリーはハチャメチャで、何だかよくわからない。この映画にはかのウディ・アレンがバカバカしい役で出演しているが、これまでアレンの映画はこれしか観たことがなかった。今回、アレン監督の映画として初めて観たのが「マッチポイント」だ。ロンドンを舞台に、アイルランド出身のプロテニス選手クリスが上流階級入りして人生が大きく変わっていく話だが、余計なことなんかしなきゃいいのに、ついつい余計なことに手を出してしまう。追い詰められたクリスは、とんでもないことをしでかすが、人生とはわからないもので、運よく逃げ切る。このあたり、ネットに当たったボールが向こうに落ちるか、こっちに落ちるかで勝負が決まるテニスのようだ。クリスの場合、ボールがこっちに落ちたことが逆に幸いしたが、こんな運任せの人生、いつかは破綻するんじゃないだろうか。

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2016年9月29日 (木)

ビヨンド・ザ・マット

 テキサス・ブロンコことテリー・ファンクらを中心にアメリカン・プロレスの舞台裏を描いた映画「ビヨンド・ザ・マット」は公開当時、プロレスファンに大きなインパクトを与えた。アメリカの試合では、ベビーフェイス(善玉)とヒール(悪玉)を明確に分け、両者が戦うのが一般的だが、本作では、ベビーフェイスとヒールが台本に沿って打ち合わせするところまで隠さず映像化している。しかし、いくら台本があるとはいえ、レスラーは一歩間違えれば大事故につながりかねない危険を冒している。なので、ある程度のキャリアを積んだレスラーはだいたい体がボロボロになっている。それに、トップレスラーは遠征も多いので、家庭が崩壊するケースも多いようだ。それでもリングに上がる彼らのプロ根性には拍手を送るしかない。

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2016年9月28日 (水)

さらば、ベルリン

 1945年のベルリンを舞台に、戦争で人生を翻弄される人々を描いた映画「さらば、ベルリン」は、往年のフィルム・ノワールを彷彿させる映画だ。ポツダム会談の取材のためにベルリンを再訪したアメリカ人記者ジェイク(ジョージ・クルーニー)は、偶然にもかつての恋人レーナ(ケイト・ブランシェット)と再会する。しかし、レーナはもはやかつてのレーナではなかった。戦後世界で主導権を握ろうとする米ソ両大国の暗闘のはざまで、重大な秘密を知る夫とともに必死に生き延びようとしていたのだ。裏切りによって夫を失ったレーナとともにベルリンを脱出しようとしたジェイクだったが、レーナの真実を知ったジェイクは、レーナが飛行機に乗り込むのを黙って見送る。このあたりは、イルザとラズロが2人で飛行機の乗り込むのをリックが見送る映画「カサブランカ」のオマージュなのだろうか。

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2016年9月27日 (火)

ブロークンシティ

 アメリカではつい最近も警官が黒人を射殺するという事件が発生したが、映画「ブロークンシティ」は、かつて黒人を射殺したものの無罪となった元警官の探偵ビリー・タガート(マーク・ウォールバーグ)が、ニューヨーク市長選をめぐる陰謀に巻き込まれる物語だ。タガートは、現職市長のニコラス・ホステラー(ラッセル・クロウ)から、妻キャサリンの浮気調査を依頼されるが、相手は何と対立候補の選挙参謀だった。しかも、その選挙参謀は何者かに殺され、タガートは自分が利用されたことに気づく。市長の陰謀を暴き、辞職するよう迫るタガートだったが、市長もまたタガートの重大な秘密を握っていたことが明らかになる。タガートは、自らの身の破滅となるにもかかわらず、最後は正義を貫くのだった。

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2016年9月26日 (月)

スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜

 アメリカ大統領選では、2〜3月のある火曜日に予備選や党員集会が集中し、選挙の行方を大きく左右する。今年は3月1日、民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏がそれぞれ過半数の州で勝利し、選挙戦で大きく前進することになった。ジョージ・クルーニー監督の2011年の映画「スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜」は、そのアメリカ大統領選をスキャンダラスに描いたフィクションだが、実際に選挙戦に関わった人物の著作を原作にしたそうだ。クルーニー自身も大統領選でバラク・オバマ氏を積極的に支援したそうだが、本作では民主党の有力候補者であるマイク・モリス ペンシルベニア州知事を演じている。しかし、清廉潔白が売りのモリス候補には、重大な秘密があった。このあたりはビル・クリントン元大統領を彷彿させるが、2008年にはオバマ氏とヒラリー・クリントン氏が民主党大統領候補の座をめぐって激しく争ったので、その余波だったのだろうか。失敗したわけでないのに、選挙参謀の座を追われた故フィリップ・シーモア・ホフマンの後ろ姿に哀愁が漂う。

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2016年9月25日 (日)

デイ・アフター・トゥモロー

 地球温暖化による大規模な気候変動がいま現実に起きたらどうなるかを描いた映画「デイ・アフター・トゥモロー」は、あっという間に地球が氷河期に突入するパニック映画だが、地球規模で起きている最近の異常気象を見ていると、決して誇張された絵空事ではないのかもしれない。46億年の地球の歴史の中で、大きな氷河期は4回あったと言われているが、7.3〜6.3億年前には地球全体が完全に凍結した状態(スノーボールアース)にあったと考えられている。このときは大気中の二酸化炭素濃度が減少して地球が寒冷化したのだが、二酸化炭素濃度が増加して地球が温暖化するにもかかわらず氷河期が到来するという学説があるのだ。いずれにしても、地球温暖化で気候変動が激しくなっていくと大規模な自然災害が増えるのはまちがいなさそうなことろであり、将来への備えは怠りなく進めるべきだろう。

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2016年9月24日 (土)

ウルヴァリン:XーMEN ZERO

 映画「XーMEN」シリーズの「ウルヴァリン:XーMEN ZERO」は、ウルヴァリンことローガンがいかにしてミュータントになったかを描くスピンオフ作品だ。物語は1845年のカナダにさかのぼる。病気がちの少年ジェームズは、目の前で父親を殺されたことをきっかけにミュータントとしての能力が覚醒、犯人のトーマス・ローガンを両手から飛び出した爪で刺し殺す。しかし、このトーマス・ローガンこそ本当の父親だった。成長したジェームズ(ヒュー・ジャックマン)は、同じくミュータントである兄のビクター・クリードとともに、南北戦争をはじめ幾多の戦闘に参加、ベトナム戦争でミュータントの特殊部隊チームXに参加することになる。しかし、この背景には、アメリカ軍の高官ストライカー大佐の巨大な陰謀があった。肉体改造を受け、クリードやストライカー大佐との戦いの果てに生き残ったジェームズだが、愛する女性ケイラも記憶も失い、残されたのはローガン・ウルヴァリンと記された認識票だけだった。ストライカー大佐に捕らわれていたミュータントたちは解放され、プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)のもとで保護されることになる。

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2016年9月23日 (金)

東静内のタフォニ

 新ひだか町東静内の国道235号線沿いに、ちょっと変わった岩石が露出している崖がある。これは海水が岩石に染みこんで小さな隙間に塩の結晶を作り、だんだん隙間が広がったところに風化作用が働き、表面に円形や楕円形の穴が空いたもので、タフォニと呼ばれている。東静内のタフォニは小高い崖にあるが、ここにタフォニがあるということは、かつては海岸線がもっと高かったということだろうか。または、このタフォニの崖はもともと低いところにあり、隆起して今の高さになったということだろうか。

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2016年9月22日 (木)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

 映画「キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー」で70年ぶりに目覚めたキャプテン・アメリカことスティーヴ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)のもとで働いていた。しかし、ある日突然、ロジャースやフューリー、ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)はS.H.I.E.L.D.に命を狙われてしまう。しかも、逃亡者となった彼ら3人に、謎の暗殺者ウィンター・ソルジャーが襲いかかる。フューリーは殺され、ロジャースはロマノフとともに真相を追い求めるが、S.H.I.E.L.D.を操っていたのは、かつてロジャースが壊滅させたはずの秘密組織ヒドラだった。しかも、ウィンター・ソルジャーの正体は、ヒドラとの戦いで死んだはずの親友バッキー・バーンズだった。バーンズはヒドラによって記憶を消され、暗殺者へと改造されていたのだ。ヒドラの陰謀を暴いたキャプテン・アメリカは、ウィンター・ソルジャーとの戦いに臨むが、その中でバッキーは記憶を取り戻す。しかし、ヒドラの研究所では、新たなる陰謀を企む姿があった。

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2016年9月21日 (水)

はくちょう座サドル周辺の散光星雲

 夏の夜空を見上げると、天の川の中にはくちょう座が目立つ。明るい恒星には、星座毎にα星、β星、γ星などと記号がついているが、はくちょう座の場合1等星デネブがα星、金色と青色の美しい二重星アルビレオがβ星、十字の交点にある2等星サドルがγ星となっている。このうちサドル周辺は、北アメリカ星雲とペリカン星雲があるデネブ周辺に勝るとも劣らぬにぎやかなところで、赤い散光星雲や暗黒星雲、散開星団が入り乱れている。ここはもっと露出時間をかけてじっくり撮影したいエリアだ。
2016年9月8日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出300秒

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2016年9月20日 (火)

アイアンマン3

 映画「アイアンマン2」の後、神々の国アスガルドを追放されたソーの義兄弟ロキが地球に侵攻、アイアンマンやキャプテン・アメリカらスーパーヒーローはアベンジャーズを結成し地球の平和を守る。映画「アイアンマン3」は、その1年後が舞台だ。トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、見えざる敵の脅威におびえ、一心不乱に新型パワードスーツ(アーマー)の開発に取り組んでいた。一方、アメリカ国内では謎の男マンダリン率いるテロ組織が出現、スタークはマンダリン退治に乗り出すが、自宅を破壊されてしまう。何とか逃れたスタークは、テロ組織の真の首謀者の正体を突き止めるが、それはかつてスイスでスタークが商談をすっぽかした科学者アルドリッチ・キリアンだった。キリアンは架空のテロ組織にテロを起こさせ、各国政府に武器を売ろうとしていたのだ。キリアンに捕らえられた恋人ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)を救出するため、スタークはアイアンマンとして戦いに向かう。すべてが終わった後、スタークは胸に刺さったミサイルの破片を除去する手術を受け、普通の人間に戻るのだった。

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2016年9月19日 (月)

北アメリカ星雲

 はくちょう座の1等星デネブの近くには、北アメリカ星雲とペリカン星雲という有名な散光星雲がある。名前の由来は、この写真を見ればよくわかるだろう。ミニボーグではちょうど構図内に収まるので、見映えのする写真が撮影できる。はくちょう座は夏の天の川の中にあり、銀河系の中心方向ではないものの、かなりにぎやかなところだ。写真でははくちょう座を覆う大きな暗黒星雲があることがわかるが、北アメリカ星雲とペリカン星雲も元は一つの散光星雲であるものが、手前にある暗黒星雲に分断されているようだ。
2016年9月8日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出300秒

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2016年9月18日 (日)

アイアンマン2

 映画「アイアンマン2」は、「アイアンマン」の半年後が舞台だ。自ら開発したパワードスーツ(アーマー)を装着してアイアンマンとなったトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、スーパーヒーローとして世界平和のために活動するが、アメリカ政府はアーマーの没収を命じる。もちろんスタークはこれを拒否するが、一方でスタークは動力源であるリアクターの影響で肉体を蝕まれつつあった。そんな中、スタークに恨みを持つ謎の男ウィップラッシュ(ミッキー・ローク)が強力な兵器を携えて現れる。スタークはこれを撃退するものの、世論はスタークに逆風となってしまう。しかも、ライバル企業ハマー・インダストリーズはウィップラッシュと結託、スタークのアーマーを改造して強力な新兵器を開発してしまう。一時はやけになったスタークだが、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)らのアドバイスもあって新たなリアクターを開発、ウィップラッシュとの戦いに挑むのだった。

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2016年9月17日 (土)

環状星雲

 こと座の環状星雲M57は、こぎつね座のあれい状星雲M27と並ぶ有名な惑星状星雲だ。あれい状星雲よりは小さく暗いが、こちらもなかなかカラフルだ。もっと大きな望遠鏡で撮影すると、中心に元の恒星があるのがわかる。今から4000年前、この中心星が周囲にガスを放出し始め、今も広がっているのをわれわれが見ているのだ。中心星は白色矮星といって、質量は太陽くらいなのに直径は地球程度という高密度の星になっている。ここではスプーン1杯分の物質の重さは何トンにもなるだろう。想像を絶する世界だ。拡大するとわかるが、この写真は失敗作だ。極軸合わせやピント合わせは最初にやったきりではなく、ときどきチェックした方がいい。
2016年9月7日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出300秒

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2016年9月16日 (金)

青い池

 台風による増水で立ち入り禁止となっていた美瑛町の「青い池」だが、ようやく立ち入り禁止が解除されたようだ。この写真は3年前に撮影したものだが、濁流が流れ込んで土色になった池も、本来の青さを取り戻しつつあるという。「青い池」は自然にできたものではなく、十勝岳噴火を受けてコンクリートブロックダムを建設したところ、思わぬ形でできたものだが、MacOSの壁紙に採用されてから世界的に有名になった。

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2016年9月15日 (木)

網状星雲

 はくちょう座の網状(もうじょう・あみじょう)星雲は、太陽より重い質量の恒星が進化の最終過程で超新星爆発を起こし、その残骸のガスが広がった散光星雲だ。カメラのファインダーではまったく見えないため、これまでは撮影したことがないが、自動導入赤道儀を実戦投入したので、初めて撮影してみた。網状星雲は一対になっていて、この写真の左上の方にもう1本の星雲があるのだが、構図合わせのためのテスト撮影の後、雲が出てきたので、片方しか撮影できなかった。来年の春か夏にもう一度撮影しよう。
2016年9月7日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出300秒

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2016年9月14日 (水)

あれい状星雲

 こぎつね座のあれい状星雲M27は、惑星状星雲としては最も明るく、撮影しやすい星雲だ。しかも、とてもカラフルなので、天文ファンには大人気だ。惑星状星雲は、太陽程度の質量の恒星が進化の最終過程で赤色巨星となり、周囲にガスを放出したもので、望遠鏡で見ると惑星のように見える。ガスは今も広がっているので、数十年とか数百年も経つと形が変わるのがわかるだろう。さらに時間が経つと、ガスは拡散して薄れてゆき、元の恒星は白色矮星となる。この写真は300秒露出だが、あれい状星雲はとても明るいので、もっと短い露出時間でもいいかもしれない
2016年9月7日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出300秒

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2016年9月13日 (火)

回転花火銀河

 おおぐま座の渦巻銀河M101は、渦巻銀河をちょうど真上(真下)から見た形なので、回転花火銀河と呼ばれている。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した見事な画像は、渦巻銀河の代表格としてあちこちで紹介されている。おおぐま座は春の星座なので、晩夏のこの時期は低空にあって撮影条件は悪いが、タカハシEMー11 Temma2Z赤道儀のファーストライトで狙ってみた。極軸合わせが甘く、露出時間も180秒しかかけていないので、うまく撮影できなかったが、冬から春にかけてもう一度じっくり狙ってみたい銀河だ。
2016年9月7日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出180秒

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2016年9月12日 (月)

タカハシEMー11 Temma2Z赤道儀ファーストライト

 タカハシEMー11 Temma2Z赤道儀を初めて実戦投入した。スペースボーイ赤道儀より重いが、1人で組み立てるのは容易で、より安定感がある。実際に操作してみる。機械というのはクセがあるので、人間の方がそれに慣れなければならない。例えば、微動ネジのタッチとか、レスポンスとかは、実際に星を見ながらやってみないとわからない。まずは極軸望遠鏡で北極星をだいたいの位置に導入し、新兵器PoleMasterで極軸合わせを行う。しかし、これがけっこう手こずった。一応、画面に表示される指示どおりにやるのだが、VAIOのトラックパッドのタッチは悪いし、赤道儀の微動ネジを動かしてから画面上に反映されるまでにタイムラグがあって、微妙な位置合わせが難しい。何度もやり直したが、撮影した写真を見ると星がちょっと流れていた。2日目はもっとひどく、MacBook Airで極軸合わせをしたところ、Mac版ソフトがしょっちゅうクラッシュした。Mac版ソフトが安定するまで、VAIOでやるしかなさそうだ。自動導入は、ステラナビゲータ(Win)、SkySafari(Mac)とも問題なくできた。こりゃあ便利だ。結局、2晩ともすっきりは晴れず、写真撮影の成果はイマイチだった。

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2016年9月11日 (日)

美々貝塚

 縄文時代の一時期、現在より気温が高い時代があり、日本各地で海岸線が内陸まで入り込んでいた。苫小牧周辺もそうで、6000年前頃にはJR北海道千歳線の美々(びび)駅あたりが海岸線だったようだ。美々貝塚は直径4m、高さ1.2mにも達する大きなもので、ヤマトシジミの貝のほか、エゾシカやトドの骨も見つかっているという。貝層は小さな建物の中でに保存されていて、断面がよくわかるようになっている。

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2016年9月10日 (土)

ウトナイ湖

 新千歳空港の近くで飛行機の中から下を見ると、周囲9㎞の小さな湖が見えるが、これがラムサール条約にも登録されているウトナイ湖だ。ここでは250種を超える鳥類が確認されているそうで、特にマガンやハクチョウの集団渡来地として有名だ。国道36号線沿いにある道の駅 ウトナイ湖からは、冬を越しても北に帰らず、ここにとどまったハクチョウが羽を休めているのを見ることができる。

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2016年9月 9日 (金)

日高本線の駅㉙ 苫小牧(とまこまい)駅

 日高本線の起点(というか、日高の人間から見たら終点)が苫小牧駅だ。苫小牧駅は室蘭本線も通っていて、このあたりでは最大の駅だ。かつては駅周辺にデパートなどの大型店舗が集中していたが、次々と撤退してさびれてしまった。日高地方から札幌に出るには、ここで札幌行きの列車に乗り換えるが、接続が悪く、時間もかかるため、高速バスの方が便利だ。とは言え、バスというのはちょっと味気ないところもあり、ぼくは割と鉄道も使っていた。日高本線は現在、土砂災害のため大部分が不通となっていて、JR北海道はこのまま廃線にしたいようだ。時代の流れかもしれないが、ちょっと寂しい。

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2016年9月 8日 (木)

日高本線の駅㉘ 勇払(ゆうふつ)駅

 日高本線は勇払駅で苫小牧市に入る。勇払駅は苫小牧港の東端にあり、周辺は大きな工場がある。駅舎は民家みたいな形だが、けっこう大きい。昔は工場の引き込み線もあって大きな駅だったようだ。勇払地区はかつては交通の要衝として栄えていて、国道235号線もここを通っていた。ぼくも何度か使ったが、東京から苫小牧までバイクを輸送するのに日本通運の走海バイクというサービスがある。バイクの受け渡し場所は苫小牧港で、そこに行くには沼ノ端駅か勇払駅からタクシーに乗る。とは言え、勇払駅にはタクシーがいないので、タクシーの予約を忘れずに。

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2016年9月 7日 (水)

日高本線の駅㉗ 浜厚真(はまあつま)駅

 厚真(あつま)町にある浜厚真駅は、その名のとおり海の近くにあり、隣の浜田浦駅と同じような雰囲気だ。このあたりはサーフィンのメッカで、すぐ近くには海浜公園が広がっている。また、海浜公園の隣には苫小牧東港フェリーターミナルがあり、秋田・新潟・敦賀行きのフェリーはここから出港する。なお、「厚真」は「あつま」と読むのが正しいようだが、「あづま」と言う人も多い。厚真町の特産品で有名なのはハスカップで、北海道限定販売のい・ろ・は・す ハスカップはぼくも大好きだ。また、ぼくにとってジンギスカンと言えば、松尾ジンギスカンではなく、あづまジンギスカンだ。

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2016年9月 6日 (火)

日高本線の駅㉖ 浜田浦(はまたうら)駅

 むかわ町にある浜田浦駅は、その名のとおり海に近いところにある。周辺は原野か農地で、その中に駅がぽつんとあるだけだ。このあたりは日高本線と国道235号線が並行して走っているが、高規格幹線道路 日高自動車道ができてからは国道を走ることがなくなってしまった。ぼくは子どもの頃、乗り物酔いがひどかったのだが、このあたりでクルマに乗っていたとき、ガマンできずにゲロした記憶がある。汚い話ですんません。

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2016年9月 5日 (月)

相対性理論

 日本の物理学者 内山龍雄が書いた岩波新書の「相対性理論入門」は、相対性理論を学びたいという一般向けの名著だが、理系学生にはおなじみの岩波全書の1冊「相対性理論」は、大学理系学部のテキストとして有名だ。岩波全書はその後物理テキストシリーズに衣替えし、力学や電磁気学など全10巻が刊行されているが、大きな特徴はコンパクト(B6版)なことで、持ち運びが容易だ。とは言え、内容は当然難しいので、気軽に読める本ではない。内山はこの本の序で、「もし本書を読んでも、これが理解できないようなら、もはや相対性理論を学ぶことはあきらめるべきであろう」と述べている。まあしかし、これは相対性理論の専門家向けの言葉だろうから、持っているのもいいだろう(コンパクトだし)。

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2016年9月 4日 (日)

台風10号

 台風10号による高波の影響でJR日高本線の橋梁が流された。日高本線は昨年1月の土砂災害で苫小牧駅ー鵡川駅間を除き不通となっていたが、今回の台風でさらに追い打ちをかけられた。

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2016年9月 3日 (土)

相対論の意味

 特殊相対性理論と一般相対性理論はどちらもアルベルト・アインシュタインが確立した理論だが、そのアインシュタイン自身による相対論の解説書が何冊か刊行されている。一番読みやすいのが科学史家の金子務が翻訳した「特殊および一般相対性理論」で、これはホントに一般向けにわかりやすく書いてある。数学者の矢野健太郎が翻訳した「相対論の意味」は、アインシュタインがプリンストン大学で行った講義をまとめた本で、これはけっこう難しい。矢野健太郎というと、大学理系学部の参考書でも有名で、ぼくも何冊か持っていたような記憶があるが、実際にプリンストン高等研究所でアインシュタインと親交があったそうだ。アインシュタインは初版刊行後もこの本の何度か改訂し、最後となった第5版が刊行されたのはアインシュタインの死後だった。というわけで、アインシュタインが最も愛情を注いだ本と言えるのかもしれない。

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2016年9月 2日 (金)

アウトブレイク

 20世紀初頭、スペインかぜによって世界で0.5〜1億人が死亡したと言われているが、この原因はインフルエンザウイルスだった。今でもときどき新型インフルエンザが流行し、多くの死者が出ているが、インフルエンザウイルスというのは変異しやすいので、いつ強力なウイルスが出現してもおかしくない。ダスティン・ホフマン主演の映画「アウトブレイク」は、それが現実になったらどうなるかという物語だ。1967年、ザイール内戦のさなか、傭兵部隊に謎の感染症が流行して死者が続出、アメリカ軍はキャンプを丸ごと爆破した。しかし、軍幹部は患者の血液を入手し、ひそかに生物兵器として保管していた。30年後、その現場近くの村で再び感染症が流行、村は全滅してしまう。調査に訪れたアメリカ陸軍の研究チームのリーダー サム・ダニエルズ大佐(ホフマン)はウイルスの変異を疑うが、軍上層部はダニエルズを遠ざけようとする。そんな中、ウイルスの宿主であるサルがアメリカに密輸入された。さあたいへんだ。1匹のサルから人間に感染した新型インフルエンザはカリフォルニアの田舎町で大流行、町は軍によって完全に閉鎖される。この新型インフルエンザの致死率は100%というとんでもないもので、軍上層部は事実隠蔽のため、町を丸ごと爆破するよう画策する。というわけで、ダニエルズ大佐がそれを阻止すべく大活躍、陰謀に荷担していたビリー・フォード准将(モーガン・フリーマン)も最後に改心する。それにしても、インフルエンザウイルスというのは恐ろしい。

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2016年9月 1日 (木)

SETI@home

 ヘルクレス座の恒星「HD164595」の方向から、地球外知的生命体存在の証拠となるかもしれない強い信号が検知されたというニュースが飛び込んできた。地球外知的生命体探査では「SETI」というプロジェクトが有名だが、誰でも家庭のパソコンで参加できるのが「SETI@home」だ。参加方法は、BOINCというソフトウェアをダウンロードし、アカウントを取得すればいいだけ。あとはスクリーンセーバーとして動かしておけばいい。ぼくももうかれこれ15年やっているが、歴史的な瞬間は目の前にあるのかもしれない。と、カール・セーガン原作の映画「コンタクト」で、ジョディ・フォスター演じる天文学者エリーも同じように言ってたなぁ。

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