地球が静止する日
1951年のSF映画「地球の静止する日」は、東西冷戦のさなか核戦争による人類滅亡の危機が言われる中で制作されたファースト・コンタクトものだが、これを現代の視点でリメイクしたのが2008年の映画「地球が静止する日」だ。ある日、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーヴス)が、巨大な球体に乗って地上に降り立つ。クラトゥは、複数の地球外文明を代表して地球にやってきたが、彼らは、このままでは人類のせいで地球が死の星になってしまうと危惧していて、人類に最後の警告を行うことが目的だった。これに対し、人類側(というかアメリカ政府)の対応は友好的ではなく、いきなりクラトゥを攻撃したりして、結局はちゃんと話し合うこともしない。人類は破壊的であり、地球を救うためには人類を滅ぼすしかないと判断したクラトゥは、巨大ロボット ゴートを起動して人類や人類が建設した構造物を分解していく。クラトゥの心を動かせるかもしれないのは、彼と行動を共にしたヘレン(ジェニファー・コネリー)だけだった。というわけで、人類は今回は見逃してもらうのだが、もし本当にこのようなことがあったら、今の人類は見逃してもらえるだろうか。
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