ブラック・スキャンダル
ボストンの犯罪王ジェームズ・”ホワイティ”・バルジャーは、FBI幹部と癒着し、情報提供者になる見返りに数々の犯罪を見逃してもらい、敵対する組織をたたきのめしてのし上がっていったという。しかも、バルジャーの弟ウィリアム(ビリー)は、マサチューセッツ州の上院議員を務めていた。20世紀後半のアメリカでそんな古典的な汚職事件があったとはちょっと驚きだが、このバルジャーの半生を描いたのがジョニー・デップ主演の映画「ブラック・スキャンダル」だ。ビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)とFBI幹部ジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)は幼なじみで、コノリーはマフィアたたきのためバルジャー兄弟に接近する。バルジャーはわかっているだけでも10人以上を殺害するなど、20年間にわたって数々の犯罪を重ねたという。デップは、この冷酷、残虐なバルジャーになりきって迫真の演技を見せる。バルジャーは1995年に逮捕されたが逃亡、2011年にようやく逮捕され、終身刑2回+懲役5年で服役中だという。いやはや恐ろしいワルがいたもんだ。
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