大人のための数学③ 無限への飛翔
日本の数学者 志賀浩二が書いた「大人のための数学」シリーズ第3巻「無限への飛翔」は、集合論がテーマだ。集合といえば、小学生か中学生の時にベン図というものを習った記憶があるが、数学の他の分野に比べるとかなり独創的な内容だ。この集合論、確立したのはロシア生まれのドイツの数学者ゲオルグ・カントルだが、最初の頃は多くの数学者がこれを受け入れようとしなかったという。実際、天文学や物理学を学びたいという立場から見ると、集合論はあまりに抽象的だ。このカントル、「数学の本質は自由にある」という言葉を残している。果たしてカントルの目に数学はどのような姿に映っていたのだろうか。こういうのが好きな人は数学科向きなんだろうな。
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