レスラー
ミッキー・ロークが完全復活したと高い評価を受けた映画「レスラー」は、往年のプロレスファンにとってもなかなかおもしろい映画だろう。1980年代のスターレスラー ランディ・”ザ・ラム”・ロビンソンは、体がボロボロになった今も、田舎の小さな会場でプロレスの試合に出ている。しかし、家族とは別れ、スーパーでアルバイトをして食いつなぐ日々だ。そんなある日、試合を終えたランディは心臓発作を起こし、医者からプロレスをやめるように言われる。引退を決意し、一人娘ステファニーとの関係を修復しようとするランディだったが、とにかくだらしない父親なので、とうとう縁を切られてしまう。また、地道に働いていたスーパーではファンに正体を見破られ、やけになってやめてしまう。ランディは、自分はレスラーとしてしか生きられない男だという思いから、かつての黄金カードであったジ・アヤトラー戦に出場することを決意する。ランディは試合中、体に異変を感じるが、無理するなというアヤトラーのささやきも無視してフィニッシュ・ホールドの「ラム・ジャム」を仕掛けるため、トップロープからダイブするのだった。ランディ対イラン国旗を振るアヤトラーはハルク・ホーガン対アイアン・シークを彷彿させるし、1990年代後半から流行したハードコア・マッチも組まれたりして、当時を知るプロレスファンには懐かしい。
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