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埼玉県秩父地方は「日本地質学発祥の地」と呼ばれ、明治時代から近代地質学研究の拠点となってきた。この一帯はジオパーク秩父と呼ばれ、ジオサイトという見どころがたくさんある。まずは荒川のライン下りやラフティングでも人気の長瀞渓谷の岩畳だが、これはジュラ紀に海洋底に堆積した火山噴出物や泥、砂が、白亜紀頃に地下20〜30㎞の深部で変成作用を受けて結晶片岩(けっしょうへんがん)となり、その後隆起して地表に露出したものだ。この結晶片岩は関東山地から九州東部までの中央構造線の南側に広く分布していて、秩父からも近い群馬県藤岡市の三波川(さんぱがわ)の名前を取って、三波川変成帯と呼ばれている。
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