テイラー・オブ・パナマ
イギリスの作家ジョン・ル・カレ原作の小説「パナマの仕立屋」を映画化した「テイラー・オブ・パナマ」は、007シリーズと同じくピアース・ブロスナンがMI6の諜報員を演じるが、ちょっと詐欺師っぽい役回りだ。素行不良でパナマ大使館に左遷されたアンディ・オズナード(ブロスナン)は、イギリス人のテイラー ハリー・ペンデル(ジェフリー・ラッシュ)を情報提供者に仕立てようとする。ハリーは多くの有力者を顧客に抱える一方で、本国では前科者、しかも多額の借金を背負うという弱みがあった。早く手柄を立てたいアンディは、ハリーを責め立て、本国が喜びそうな情報を引き出すよう迫る。そんなこんなで話はどんどん大きくなり、ついにはアメリカも巻き込んだ大騒動へと発展していく。パナマは小国ながらパナマ運河を有し、アメリカにとっても重要な国だったため、たびたび大事件が発生している。最近もパナマ文書で世界をにぎわせたばかりだ。ハリーの幼い息子を演じるのは、この後ハリー・ポッターを演じることになるダニエル・ラドクリフで、本作が映画デビューとなった。
« 大塚古墳(埼玉県皆野町) | トップページ | ファインマン語録 »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- スター・ウォーズ:スケルトン・クルー(2024.12.10)
- サイロ(2024.11.23)
- スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド(2024.11.18)
- パディントンポップアップロンドン(2024.11.16)
- 間諜最後の日(2024.11.12)
コメント