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2016年5月

2016年5月31日 (火)

火星最接近

 今日は火星が地球に最接近する。火星と地球は2年2ヶ月毎に最接近するが、地球の軌道が円に近いのに対し、火星の軌道は楕円なので、同じ「最接近」という言い方でも距離は同じではない。楕円が円とどれくらい近いか(または遠いか)を表すには離心率という数値を使うが、地球の離心率が0.01で0(=真円)に近いのに対し、火星の離心率は0.09とちょっと大きい。2年2ヶ月毎の最接近時の距離も、最も近いときで6千万㎞(これが「大接近」)、最も遠いときで1億㎞まで大きく変化する。今回の距離は7.5千万㎞で、大接近ほどではなく、「中接近」といったところだ。国立天文台HPにわかりやすい図があるので、これを見るといいだろう。火星はいま、さそり座の1等星アンタレスの近くにあり、南の夜空で明るく輝いているので、すぐに見つけられる。ただ、ある程度大きな望遠鏡じゃないと小さな点にしか見えない。新聞やテレビでも大きく報道しているが、これらは大きな望遠鏡による写真を使っていることが多いので、こんなに大きく見えるんだ〜と思うとガッカリするかもしれない。

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2016年5月30日 (月)

ボーン・アルティメイタム

 CIAの「トレッドストーン計画」によって生み出された暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍する映画「ボーン」シリーズ第3作「ボーン・アルティメイタム」では、ボーンがまたしてもCIAに命を狙われるが、ついに過去の記憶を取り戻し、CIAの恐るべき陰謀を粉砕する。内部告発によってトレッドストーン計画を知ったイギリス人ジャーナリストは、その内容を世間に公表しようとするが、ボーンがコンタクトを取ろうとしたことにより、CIAに消され、ボーンも殺されそうになる。その後ボーンは内部告発者の正体を突き止めるが、これまたCIAに暗殺されてしまう。CIAのボーン追跡チームには前作にも登場したパメラ・ランディが加わっていたが、ボーンは彼女が黒幕に利用されていると推測し、大胆にもニューヨークに乗り込むのだった。それにしても、CIAも記憶喪失のボーンを消すためにどれだけ代償を払ったのだろうか。そっとしておけばよかったものを。ビルの屋上から川に落下し、死んだと見せかけたボーンは、今年夏、最新作「ジェイソン・ボーン」で再び姿を現すようだ。

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2016年5月29日 (日)

iMac (G5)

 1998年に登場したiMacは、ディスプレイがCRTから液晶へ、CPUがPowerPC G3からG4、そしてG5に進化していったが、デザインも大きく変わっていった。ぼくがiMacを買ったのは2005年が最初で、CPUはG5だった。このiMacは自宅用として買ったが、仕事で使っていたPower Mac G5よりも高速だったので、そのうち自宅用と仕事用を入れ替えた。しかし、3年くらい使ったある日、何の前触れもなく起動しなくなり、おだぶつとなってしまった。さすがにこんなことは初めてだった。修理に出すことも考えたが、すでにアップルはPowerPCからインテル製のマイクロプロセッサへの切り替えを進めていたので、新型iMacに買い換えることにした。

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2016年5月28日 (土)

Macintosh Power Mac G5

 2003年に発表された世界初の64ビットパソコンPower Mac G5は、最後のPowerPC搭載Power Macとなったモデルだ。アップルは当時、「世界最速のパーソナルコンピュータ」と大々的に宣伝したので、新しもの好きのぼくもすぐに買ってしまった。ただし、一番安い1.6GHzモデルだが。筐体はアルミニウム合金で、見た目はとてもクールだったが、消費電力がかなり多かったようで、冷却用のファンがたくさんついていた。たまにカバーを開けると、吸い込んだホコリがたまったりしていて、掃除をしてやらなければならなかった。Power Mac G5は5年くらい使ったが、その間アップルはMacのCPUをインテル製マイクロプロセッサに切り替えてしまい、Mac OS X10.6以降はPowerPCも動作対象外となってしまう。アップルはときどきこういうむごいことをするんだよなぁ。

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2016年5月27日 (金)

Macintosh eMac

 2002年に発表されたeMacは、もともと教育市場向けに開発されたものだが、PowerPC G4搭載、17インチCRTディスプレイ一体型で価格が10万円くらいとコストパフォーマンスが高かったので、ぼくも自宅用に買った。この頃の液晶ディスプレイは、CRTディスプレイよりかなり高かった。その後液晶ディスプレイのiMacもだんだん価格が下がり、eMacの価格に近づいていくが、eMacほど安いモデルは出てないと思う。eMacは3年近く使ったが、ぼくにとってもこれが最後のCRTディスプレイとなった。

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2016年5月26日 (木)

Macintosh iBook(Dual USB)

 クラムシェルのiBookは斬新だったが、サイズが大きいので、気軽に持ち運びできるものではなかった。アップルにとってもクラムシェルはちょっと冒険だったのか、2001年には同じ名称ながら筐体を一新したニューiBookを発表する。このiBookには12インチモデルと14インチモデルがあったが、12インチモデルは2.2㎏という軽さが魅力だった。iPadやスマートフォンがないこの時代、地方出張の際にはMacを持って行くことが多かったが、荷物はかなり軽くなった。また、OSの方も、まったく新しいMac OS Xが登場、最初はあまり実用的ではなかったが、だんだんと実用的になっていった。その後iBookはCPUがG4に進化するなどしたが、このiBook G3は使い勝手がよかったので、MacBookが登場するまで5年も使った。

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2016年5月25日 (水)

Macintosh Power Mac G4

 今でこそMacはインテルのマイクロプロセッサを搭載しているが、かつてはアップル、IBM、モトローラが共同開発したPowerPCを採用していた。PowerPCは603とか604というナンバーで呼ばれていたが、その後はG3(第3世代)とか G4(第4世代)という名で呼ばれるようになる。G3はPower MacintoshやiMac、iBookにも採用されたが、最上位機種のPower Macintoshは1999年、いち早くG4を搭載、名称も改めPower Mac G4として登場した。Power Mac G4購入後はぼくも仕事ではデスクトップ型を使うようになり、大きい画面でゆったりと仕事することができるようになった。しかし、筐体はヘビー級で、机のスペースもかなりとられた。

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2016年5月24日 (火)

Macintosh iBook(クラムシェル)

 1998年、アップルにカムバックしたスティーブ・ジョブズはトランスルーセント(半透明)筐体を採用した初代iMacを発表、パソコンだけでなく周辺機器もカラフルなものになっていく。この波に乗って1999年に登場したのがiBook(クラムシェル)で、貝殻のような形状にブルーベリーorタンジェリンというカラフルなデザインがとても斬新だった。この頃仕事で使ってたのはデスクトップ型でなくこのiBookだったが、さすがに画面がちょっと小さかったので、使いやすいとは言えなかった。iBookはAirMacカードを装着して無線LANに接続することができるなど、なかなか先進的だったが、クラムシェルデザインは割と短命に終わった。

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2016年5月23日 (月)

Macintosh Power Macintosh 7600

 1997年に購入したPower Macintosh 7600/200は、8600や9600の下位シリーズだが、200MHzのPowerPC 604eマイクロプロセッサを搭載し、個人ユース向けとしては十分な性能だった。Performa 5210から買い換えたので、ものすごく高速になったことに驚いた記憶がある。Mac OSが安定してきたこともあってトラブルも少なく、3年くらい使い続けた。しかし、この頃、アップルにカムバックしたスティーブ・ジョブズは、あっと驚く新製品の開発を進めていたようだ。1998年にはトランスルーセント(半透明)筐体を採用した初代iMacが登場、いまいち味気ないベージュの筐体ばかりだったパソコンのデザインを一新してしまう。もちろんぼくも大いに興味を持ったが、Macintosh 7600が気に入ってたので、結局初代iMacは買わずに終わった。

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2016年5月22日 (日)

Macintosh PowerBook 1400c

 1995年に発表されたPowerBook 5300は、PowerPCを初めて搭載したものの、どうも評判が悪かった。それに、価格もかなり高く、さすがに買ったばかりのPowerBook 540cから買い換える気にはならなかった。しかし、この時期は1年も待てばどんどんニューモデルが出てくる。案の定、1996年にはPowerBook 1400が登場した。実際PowerBook 1400cはなかなか完成度が高く、途中CPUをNewer TechnologyのPowerPC G3に交換して3年も使った。フロッピーディスクドライブとCDーROMドライブは着脱可能で、必要に応じてどちらかを取りつけるというなかなかユニークなところもあった。ただ、BookCoverパネルといって、透明パネルの中にカラフルなシートを差し込んで外見をカスタマイズするというのは、ぼくの趣味にはまったく合わなかったので、一度も使わなかったが。PowerBookはやはりブラックが似合う。

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2016年5月21日 (土)

Macintosh Performa 5210

 1995年に発表されたPerforma 5210は、ぼくがPowerBook 540cとともに初めて買ったMacだ。ローエンド機ということで、確かPowerBook 540cよりも安かったと思うが、PowerPC 603を搭載した一体型で、ソフトウェアもたくさんバンドルされていた。当時のOSは漢字Talk 7.5だったが、その後漢字TalkからMac OSへと名称が変わり、OS 7.6→OS 8→OS 9へと進化していく。バージョンアップのたびに最新技術が次々と投入されていったが、不安定なものも多く、たびたびクラッシュするのが難点だった。ただ、OS X登場前のClassic環境として最後のバージョンとなったOS 9.2.2は完成度が高く、OS X登場後もしばらく使った。PerformaはMac入門用としてはなかなかよかったが、とにかく次々と新製品が登場する時代だったので、Power Macintosh 7600登場を機に買い換えた。

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2016年5月20日 (金)

Macintosh PowerBook 540c

 ぼくが初めて買ったMacは、1994年に発表されたPowerBook 540cだ。CPUはモトローラ68LC040 66/33MHz、OSは漢字Talk 7.5だった。それまで使っていたのは大学時代に買ったエプソンPCー286シリーズだったが、MacにするかDOS/V機にするかしばらく考えた後、Macを選んだ。当時のパソコンはまだ高価で、Performa 5210やプリンタも同時に買ったところ、100万円くらいになった。インターネットはまだあまり普及していない時代で、ネット接続も簡単ではなかったが、ダイヤルアップでネットに接続して、NCSA Mosaicというウェブブラウザでネットサーフィンして楽しんだ。会社にも持ち込み、仕事で使ったりしたが、これを見た新しもの好きの上司たちが同じ540cや550cを持ち込んできたので、ネットワークを組んだりもした。こういうところは、Macはかなり進んでいたと思う。しかし、今から見ると、とにかく重いのがネックで、とても持ち運びする気にはなれない。しかも、システムが不安定で、しょっちゅうクラッシュした。そのおかげでMacにはかなり詳しくなったが。そして、今もそうだが、540cが最新鋭機だったのはわずか1年で、翌年にはPowerPCを搭載したPowerBook 5300が登場するのだった。それにしても、映画「ミッション:インポッシブル」でPowerBookがさっそうと登場するシーンはかっこよかった。

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2016年5月19日 (木)

デューン/砂の惑星

 フランク・ハーバートのSF小説「デューン/砂の惑星」は、過酷な砂漠の惑星アラキスを舞台に、抗老化作用を持つ香料メランジをめぐる人々の戦いを描く古典的名作だ。といいつつ、ぼくも読んだことはないはずなのだが、なぜかタイトルだけはずっと頭に残っていた。子どもの頃はよく町の図書館に通っていたので、もしかしたら手にとってパラパラ見たことがあったのかもしれない。その「デューン/砂の惑星」の新訳版がハヤカワ文庫から刊行されたので、この機会に読んでみようと思い買ってきた。上中下3巻もあるので、ちょっと時間がかかりそうだが、ボチボチ読んでみよう。本作を映像化した映画やドラマもあるので、それも観てみたい。

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2016年5月18日 (水)

フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる地球科学

 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震以降、各地で地震や噴火がひっきりなしに発生している。歴史を振り返ると、9世紀の日本も地震と噴火が多かったそうだ。869年には東北地方でM8.3以上の貞観(じょうがん)地震が発生、878年には関東地方でM7.4の相模・武蔵地震が、887年には南海トラフ沿いでM8.0〜8.5の仁和(にんな)地震が起きている。また、この時期、富士山や阿蘇山、鶴見岳、鳥海山、開聞(かいもん)岳、十和田火山が噴火した。どうやら、日本列島は1000年ぶりの「大地変動の時代」に突入したのかもしれない。日本の地球科学者鎌田浩毅・西本昌司の「フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる地球科学」は、地球科学のわかりやすい解説本だが、著者が言うとおり、大地変動の時代を生き延びるためにも読んでおくべきかも。

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2016年5月17日 (火)

CHILDHOOD’S END ー幼年期の終りー

 アーサー・C・クラークのSF小説「幼年期の終り」は、ぜひとも映画化してほしいと思っていた作品だが、アメリカのケーブルテレビSyfyが昨年末、全3話のテレビドラマとして映像化してくれた。そしてつい最近、ようやく日本でも、「CHILDHOOD’S END ー幼年期の終りー」というタイトルで、AXNが全6話の放送を開始した。今回のドラマでは、オーバーロードの代表カレルレンに人類の代表として指名されるストルムグレンが、国連事務総長ではなく一介の農民になっている。全6話を見るのにこれから1ヶ月かかるが、どんな作品になっているのかとっても楽しみだ。

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2016年5月16日 (月)

ボーン・スプレマシー

 CIAの「トレッドストーン計画」によって生み出された暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍する映画「ボーン」シリーズ第2作「ボーン・スプレマシー」では、マリーとともにインドで平和な日々を過ごすボーン(マット・デイモン)に再び危険が迫る。記憶が戻らないまま謎の暗殺者に狙われ、マリーを殺されたボーンは、ベルリンで起きたCIAエージェント殺害現場に指紋が残されていたことにより、CIAにも追われることになる。CIAで作戦の指揮を執るのはパメラ・ランディという女性捜査官だが、彼女もトレッドストーン計画のことは知らない。どうやらすべての黒幕がボーンに濡れ衣を着せて消してしまおうということらしい。トレッドストーン計画によって生み出された暗殺者第1号であるボーンは頭脳も戦闘能力も全開で、さすがのCIAもほとんど子ども扱いだ。真相を明らかにしたボーンは、暗殺者としての自らの罪も知り、両親を殺された女性に謝罪するのだった。

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2016年5月15日 (日)

日本の地質構造100選

 日本地質学会構造地質部会編集「日本の地質構造100選」は、日本全国にある特徴的な地質構造を100選び、カラー写真を交えわかりやすく解説した本で、トップに掲載されているのは日高主衝上断層、すなわち北米プレートとユーラシアプレートがぶつかりあっているプレート境界だ。日高主衝上断層は様似町のアポイ岳ジオパークの中にもあり、国道336号線の東冬島トンネルでも見ることができる。日高地方からはこのほか幌満かんらん岩や新冠泥火山など6カ所が紹介されていて、日高山脈が地質学的に見てもなかなか興味深いところであることがわかる。

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2016年5月14日 (土)

ボーン・アイデンティティー

 CIAの「トレッドストーン計画」によって生み出された暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍する映画「ボーン」シリーズ第1作「ボーン・アイデンティティー」は、記憶喪失となったボーン(マット・デイモン)が、自らの正体を突き止めようとする中で次々と襲いかかる謎の敵を撃退していくストーリーだ。背中に銃弾を受け、瀕死の状態で地中海に浮かぶボーンは、漁船に救助され、一命を取り留める。しかし、ボーンは記憶喪失となっていて、手がかりは皮膚の下に埋め込んであったマイクロカプセルだけだった。回復したボーンは、マイクロカプセルが示したスイス銀行に行くが、自分の貸金庫には6通のパスポートと大金、拳銃があった。ボーンは職務質問をした警察官を反射的に倒したため、警察に追われていたが、銀行を出てからは謎の敵からの襲撃も受けることになる。ボーンは記憶こそ失っているが、CIAが巨額の費用をかけて養成した暗殺者だけあってとっても強い。そんな男を問答無用で消そうとすることもないと思うのだが、本作でのCIAはかなり非情な組織だ。

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2016年5月13日 (金)

北海道の春②

 北海道日高地方の春はサラブレッドの出産シーズンだ。ここで生まれたサラブレッドは半年くらい母親と過ごすが、秋には母親から引き離され、2歳になる頃には競走馬として調教を受けることになる。この子の兄はいま、中央競馬で走っているが、この子も立派な競走馬に育ってほしいというのが生産者の願いだ。それにしても、今年のGW後半は天候に恵まれず、まったく星空を拝むことができなかった。残念。

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2016年5月12日 (木)

北海道の春①

 北海道日高地方では、今年もGW中に桜の満開時期を迎えた。昔はGW明けに満開になるのが普通だったような気がするが、最近は早くなったのだろうか。新ひだか町には二十間(にじゅっけん)道路という桜並木があり、長さ7㎞にわたって3,000本のエゾヤマザクラが咲き誇る。しかし、最近は樹齢100年の老木も多く、維持するのがなかなか大変なようだ。かつては、満開の桜の下でジンギスカンを焼くのがこの地方のお花見だった。

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2016年5月11日 (水)

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所④

 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所には、45m電波望遠鏡のほか、10mミリ波干渉計と呼ばれるパラボラアンテナが6台ある。これは、6台のアンテナをケーブルでつないで同時に観測することで、直径600mの電波望遠鏡に相当する解像力を得ようという電波望遠鏡だ。ミリ波干渉計の科学運用はすでに終了しているが、国立天文台はその後、南米チリのアタカマ高地にアルマ望遠鏡を建設した。アルマ望遠鏡は、12mのアンテナ54台と7mのアンテナ12台で構成され、直径16㎞の電波望遠鏡に相当する解像力を得ることができる。

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2016年5月10日 (火)

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所③

 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡は、非常に高い精度で目標の天体に向けることができる。パラボラアンテナの下には、独立した基礎に建てられた高さ20mのタワーがあり、この中にマスターコリメーターという小型の光学望遠鏡を設置することにより高い追尾精度が実現した。また、これだけ大きく重いアンテナだと、ちょっと動かすだけで変形し、像がゆがんでしまうが、これもコンピューター制御で補正するシステムを導入している。アンテナの近くに行くと、アンテナの向きを変える様子がよくわかる。

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2016年5月 9日 (月)

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所②

 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡がこれまでに挙げた最大の研究成果は、ブラックホールの発見だ。ブラックホールはアルベルト・アインシュタインの一般相対性理論から理論的に存在が予言された天体で、あらゆる物質はもちろん、光さえも脱出できない高密度の天体だ。ブラックホールそのものは光を発しないので、光学望遠鏡で観測することはできなかったが、周辺の物質を飲み込む際に出る強力な電波を捉えることにより、間接的にブラックホールの存在を証明することになった。

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2016年5月 8日 (日)

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所①

 山梨県南牧村の野辺山高原は、標高が高く空気が澄んでいるので、天体観測に適した場所だ。1969年、ここに東京天文台(現国立天文台)太陽電波観測所が置かれ、1982年には45m電波望遠鏡が稼働した。国道141号線をJR鉄道最高地点の方に曲がり、八ヶ岳と反対方向に走っていくと、畑の向こうに突然大きなパラボラアンテナが姿を現す。現在は国立天文台 野辺山宇宙電波観測所となったここの45m電波望遠鏡は、ミリ波と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡としては世界最大だ。

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2016年5月 7日 (土)

野辺山の星空②

 長野県南牧村(みなみまきむら)の野辺山高原は、天文ファンにはおなじみのスターウォッチングの名所だ。標高1,300mなので空気が澄んでいて、都会からも離れているので、きれいな星空を見ることができる。ここから西の方には八ヶ岳があるので、この時期は八ヶ岳に沈む冬の星座を見ることができる。中央右にある2つの明るい星は、ふたご座の1等星カストルとポルックスだ。
2016年4月29日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF24mm、露出30秒

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2016年5月 6日 (金)

野辺山の星空①

 長野県南牧村(みなみまきむら)の野辺山高原は、天文ファンにはおなじみのスターウォッチングの名所だ。標高1,300mなので空気が澄んでいて、都会からも離れているので、きれいな星空を見ることができる。ぼくも学生時代にスターウォッチングに行ったことがあるが、天気に恵まれず満天の星空を拝む時間はわずかだったような記憶がある。このあたりはツーリングでたまに走るエリアなのだが、今回は30年ぶりにスターウォッチングをする機会に恵まれた。実際に星空を眺めてみると、八ヶ岳の背景(西)はけっこう明るい。茅野市や諏訪市の街明かりだろうか。北と南も同様に明るく、地平線近くで暗いのは東の空だけだ。天頂付近はまずまずで、きれいな星空を見ることができる。ちょっと問題なのは飛行機で、けっこうひっきりなしに上空を飛んでいる。飛行機が入り込まないようにするには、夜半過ぎに撮影するしかないだろう。
2016年4月29日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ15mm対角線魚眼レンズ、露出30秒

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2016年5月 5日 (木)

八ヶ岳

 長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳は、噴火の記録は残ってないが、200万年前から1万年前までの間に活動した火山が複合した山だという。東側の野辺山高原は天文ファンにはおなじみのスターウォッチングの名所、西側の原村も毎年サマーホリデーin原村星まつりというイベントを開催している。八ヶ岳の北側を横断する国道299号線は、その景色からメルヘン街道とも呼ばれている。南側の裾野に沿って走る八ヶ岳高原ラインからは、八ヶ岳のダイナミックな姿を望むことができる。東京からもそんなに遠くなく、バイクツーリングにもスターウォッチングにももってこいのエリアだ。

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2016年5月 4日 (水)

JR鉄道最高地点

 JR小海線で山梨県から長野県に入ってすぐ、野辺山駅の手前にJR鉄道最高地点(標高1,375m)がある。このあたりは八ヶ岳や高原野菜畑など眺望もすばらしく、夏は避暑地として人気が高い。近くには、天文ファンにはおなじみの国立天文台 野辺山宇宙電波観測所がある。

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2016年5月 3日 (火)

下仁田ジオパーク④

 群馬県下仁田町には、もともとあった地層の上に別の地層が移動してできたクリッペ(根無し山)があるが、クリッペと基盤の境目が地表に露出している珍しい場所がある。下仁田町自然史館のすぐそばにある「跡倉(あとぐら)クリッペのすべり面」という場所だ。もともとこのあたりは緑色片岩の地層だったが、その上に別の地層が移動してきて、川による浸食で削られ、一部がクリッペとして残ったのだろうと考えられている。

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2016年5月 2日 (月)

下仁田ジオパーク③

 群馬県下仁田町には、中央構造線が地表に露出する「川井の断層」がある。中央構造線の北側は2000万年前の浅い海でたまった砂岩の地層で、下仁田層と呼ばれている。南側は、地下深くで変成作用を受けた緑色片岩(りょくしょくへんがん)の地層で、近くの藤岡市を流れる三波川(さんぱがわ)の名を取って三波川変成帯と呼ばれている。下仁田層からは貝の化石がたくさん発見されていて、川井の断層にある岩にも貝の化石が露出している。

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2016年5月 1日 (日)

下仁田ジオパーク②

 群馬県下仁田町には、中央構造線が地表に露出する「川井の断層」がある。中央構造線は関東から九州まで続く大断層で、衛星写真で見ると関東より西の方はよくわかるが、関東ではよくわからなくなっている。これは、断層の上に火山噴出物が堆積したためだ。川井の断層は中央構造線がよく見える関東では珍しい場所だ。川の上流(向かって右側)は2000万年前の浅い海でたまった砂岩で、貝の化石なども見つかる地層だ。下流側は、地下深部で変成作用を受けた緑色片岩(りょくしょくへんがん)の地層で、中央構造線の南側はこのような変成岩が分布する変成岩帯になっている。

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