シャーロック・ホームズの帰還
いよいよホームズ復活である。ホームズを死なせたコナン・ドイルの下には抗議が殺到、ドイルは10年近くにわたって抵抗を続けるが、とうとうホームズ復活を受け入れる。その第1作となったのが「空き家の冒険」で、ライヘンバッハの滝での対決から3年後、ロンドンに戻ったという設定になっている。ロンドンでは、モリアーティ教授の手下モラン大佐が悪事を働いていて、ホームズがベイカー街に戻ったのを知り、暗殺しようとしていた。ホームズとワトスンはモラン大佐を首尾よく捕らえ、私立諮問探偵としての活動を再開する。短編集「シャーロック・ホームズの帰還」には、このほか「ノーウッドの建築士」「孤独な自転車乗り」「踊る人形」「プライオリ学校」「黒ピータ」「犯人は二人」「六つのナポレオン」「三人の学生」「金縁の鼻めがね」「スリー・クォーターの失踪」「アビ農園」「第二の汚点」を加えた13作品が収録されている。このうち「踊る人形」は暗号解読もので、ぼくも小学生のときに読んだが、強く印象に残っている。
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