緋色の習作(研究)
コナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ」シリーズ第1作「緋色の習作(研究)」は、1887年に発表されたが、最初はあまり話題にならず、人気シリーズとなったのは1891年、ストランド・マガジンに第3作「ボヘミアの醜聞」が掲載されてからだそうだ。第1作ということで、ホームズとジョン・H・ワトスンの出会いから始まっているが、ホームズがワトスンを一目見るなりアフガニスタン帰りの軍医だと見抜くシーンは有名だろう。ホームズとワトスンはロンドン・ベイカー街221Bで共同生活を始めるが、やがてワトスンはホームズが世界でただ一人の私立諮問探偵であることを知り、行動をともにするようになる。本作でホームズが謎解きに挑むのは、アメリカ・ユタ州から来た男たちの間で起きた殺人事件だ。スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)が見当違いの捜査をする中、ホームズは見事な推理力で真犯人を捕らえ、事件の真相を明らかにする。いよいよホームズとワトスンの冒険の始まりだ。The game, Mrs. Hudson, is on!
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