コラテラル
トム・クルーズが冷酷非情な殺し屋を演じるという異色の映画が「コラテラル」(コラテラルとは巻き添えというような意味)だ。ロサンゼルスの人のいいタクシードライバー マックス(ジェイミー・フォックス)はある夜、見た目は普通のビジネスマンであるヴィンセント(クルーズ)という客を拾い、600ドルで一晩貸し切りというオファーを引き受ける。しかし、最初の場所にヴィンセントを届けたマックスは、不運にもヴィンセントが殺し屋であることを知ってしまい、脅されて犯罪の片棒を担がされることになってしまう。ヴィンセントはこの夜、麻薬組織の依頼により、6人を暗殺するためロサンゼルスにやってきたのだ。ヴィンセントは冷酷非情ではあるが、ゴルゴ13のように無口ではなく、けっこうよくしゃべるし、話もちょっとおもしろい。マックスは逃げようとするが逃げられず、麻薬組織のボスのところにヴィンセントとして行かされたり、とことん怖い目に遭う。これだけヴィンセントの秘密を知った以上、マックスに明日はないはずだが、日頃の善行が実を結んだのか、マックスは九死に一生を得るのだった。
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