スパイ・ゲーム
ロバート・レッドフォードとブラッド・ピット主演の映画「スパイ・ゲーム」は、スパイは非情なゲームだという冷酷非情なCIAエージェントが、引退の日、自分のやり方に反発し去って行ったかつての部下を救うため、最後のゲームを仕掛けるというストーリーだ。ネイサン・ミュアー(レッドフォード)は引退の前日、トム・ビショップ(ピット)が中国で逮捕され、まもなく処刑される予定であることを知る。ミュアーはCIAの許可なく蘇州の刑務所に侵入し、そこに拘束されているイギリス人女性エリザベス・ハドレーを救出しようとしたのだ。ここから話は過去にさかのぼり、ミュアーとビショップのベトナムでの出会い、西ドイツでの仕事、レバノンでの仕事などが描かれる。しかし、目的達成のためには協力者を犠牲にするのもいとわないミュアーのやり方にビショップは反発し、レバノンでの仕事を最後に2人は袂を分かってしまう。そもそもハドレーが蘇州刑務所にいるのもミュアーのせいなのだが、それが後ろめたかったのか、あるいはビショップのことが本当に心配だったのか、ミュアーは全財産をなげうち、CIA長官になりすまして米軍特殊部隊にビショップを救出させるというとんでもないことまでやってしまう。まあハチャメチャと言えばハチャメチャなのだが、こんな凄腕エージェントを引退させるのももったいないなぁという感じだ。
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