ブリッジ・オブ・スパイ
1960年代に実際にあった東西両陣営間のスパイ交換事件を、スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演で映画化したのが「ブリッジ・オブ・スパイ」だ。アメリカで画家を装ってスパイ活動をしていたソ連のルドルフ・アベルが、FBIに逮捕された。アベルの弁護を引き受けたニューヨークの保険専門の弁護士ジェームズ・ドノヴァン(ハンクス)は、国内から強い批判を浴び、時に嫌がらせを受けながらも、死刑判決を回避することに成功する。ドノヴァンは、アベルを生かしておくことがいずれ国益になると考えていた。その予感は的中、ソ連で偵察飛行していたU−2が撃墜され、パイロットのフランシス・ゲイリー・パワーズが逮捕されるという事件が起きる。さらにまた、ベルリンでは、アメリカからの留学生フレデリック・プライヤーがスパイ容疑で東ドイツに逮捕されるという事件も起きる。ドノヴァンはパワーズとプライヤーを救出するため、ソ連と東ドイツの2カ国を相手にした交渉に臨むのだった。最後のシーンで撮影が行われたドイツのグリーニッケ橋は、実際にスパイ交換に使われた場所で、今では観光名所になっているそうだ。映像にも冷戦時代の雰囲気がよく出ていて、なかなかおもしろかった。
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