007「女王陛下の007」(マンガ)
イアン・フレミングの小説007シリーズ「女王陛下の007」は、ジェームズ・ボンドが結婚するというちょっと異色のストーリーで、2代目ボンド ジョージ・レーゼンビー主演で映画化された。今回復刻されたさいとう・たかお版「女王陛下の007」は、ほとんどオリジナル作品で、ボンドの敵もスペクター首領ブロフェルドからミスター・ビッグに替わっている。小説・映画版でボンドと結婚するトレーシーも登場するが、ボンドとは特に深い関係になることもなく、むしろ初めはボンドを狙うスペクター幹部エミリオ・ラルゴの妹ソフィヤの方といい雰囲気になる。ボンドは犯罪組織ユニオン・コルスの協力も得て、ついにミスター・ビッグを倒すのだった。

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