なっとくする宇宙論
講談社の「なっとくシリーズ」の1冊、「なっとくする宇宙論」は、一般向けの本よりはちょっと高度に宇宙論を解説した本だ。著者である日本の物理学者 二間瀬敏史によると、もともとは姉妹書の「なっとくする相対性理論」の中に宇宙論の章を設けるつもりだったが、それが不可能だったので独立した本にしたということだ。宇宙論が科学的に議論されるようになったのは20世紀に入ってからで、大型望遠鏡が稼働しアンドロメダ銀河などの系外銀河を観測することで宇宙論の体系が形づくられていった。一方、アルベルト・アインシュタインは、特殊相対性理論に続いて一般相対性理論を発見、これを数学的に記述したアインシュタイン方程式からは、宇宙の膨張を見事に説明する解が得られることがわかった。こうしたことから、この分野は「一般相対論的宇宙論」などと呼ばれている。
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