スタンフォード物理学再入門 量子力学
アメリカの物理学者レオナルド・サスキンドによるスタンフォード大学の社会人向けプログラムの書籍化第2弾は、「スタンフォード物理学再入門 量子力学」だ。量子力学というのはとにかく奇妙なものであり、それを使えることはできても、本当に理解することはできないと言われている。量子力学の「父」であるアルベルト・アインシュタインも、量子力学を徹底的に疑ってかかり、量子力学に矛盾があることを示そうとした。サスキンドは本書で、通常の教科書が量子力学の計算をマスターすることを目的として書かれているのに対し、量子の論理がいかに奇妙であるかを前面に出した説明をしている。「スタンフォード物理学再入門」シリーズはこの後、特殊相対性理論も刊行されるようだから、いずれは「ファインマン物理学」に並ぶシリーズになるかもしれない。
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