007「スペクター」
007第24作「スペクター」では、世界征服を企む悪の組織「スペクター」が復活する。もともと、イアン・フレミングの小説「カジノ・ロワイヤル」では、ボンドの敵は旧ソ連だったが、映画化するにあたって架空の組織に置き換えられた。そのスペクターの首領(No.1)はエルンスト・スタヴロ・ブロフェルドで、これまでにドナルド・プレザンスやテリー・サバラス、チャールズ・グレイなどが演じている。また、007番外編の「ネバーセイ・ネバーアゲイン」では、マックス・フォン・シドーが演じた。ブロフェルドは猫好きで、本作でも愛猫が登場、ボンドの膝の上に乗っかったりする。本作でのブロフェルドはボンドと過去に因縁があり、途中でそれが明らかになるが、ボンドを恨むようになった理由は、世界征服を企む悪の組織の首領としてはちょっとちっちゃい。とにかく、最初から最後まで息をつかせぬアクションの連続で、気を抜くヒマもない。MI6と00(ダブルオー)部門そのものも存続の危機を迎え、MやQ、マネーペニーも大活躍する。ブロフェルドは逮捕されたが、まだ死んでいないので、次作でも大いに活躍してボンドを苦しめてほしいところだ。
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» 007 スペクター Spectre さよならクレイグ・ボンド。 次作でのシリーズ・リセットを、静かに、待つ… [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
007新作「スペクター」 を先行公開の初日に 鑑賞。
実は「スカイフォール」 も初日にみた。
前々作「007 慰めの報酬」は、予告編でやや期待が高まり過ぎた結果か、いい印象がなかった(ちょっと悩ましい新作。2009年01月24日アップ)
このため、事前情報を極限までデ...... [続きを読む]
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