アルマ望遠鏡
国立天文台のアルマ望遠鏡は、チリ アンデス山脈のアタカマ高地にある、世界最大級の電波望遠鏡群だ。アタカマ高地は標高5,000mもあり、非常に乾燥している(観測の邪魔になる水蒸気が少ない)ことから、ハワイ島マウナケア山頂と同じく天体観測に最適な環境であり、各国の観測施設がある。アルマ望遠鏡は単独の望遠鏡ではなく、口径12mと7mのパラボラアンテナ66台が一つの電波望遠鏡として働く、電波干渉計と呼ばれるシステムだ。66台目のアンテナが現地に設置されたのは昨年で、今後数多くの貴重な発見を成し遂げるだろう。さすがにここは一般見学はできないが、標高2,900mのところにある山麓施設は一般見学も可能だ。
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