将門記の舞台を歩く④
10世紀中頃、坂東(今の関東)で乱を起こした平将門の居館は、今の下妻市や常総市、坂東市あたりにあった。初めは下妻市や常総市あたり(豊田郷)にいたようだが、度重なる合戦の舞台となったこともあり、後年は今の坂東市岩井に石井(いわい)営所を築く。「営所」というのは居館と軍事施設が一緒になったようなもので、戦国時代以降なら城ということになるが、この時代はまだ城というほどのものではなかったろう。下妻市鎌庭の千代川庁舎のすぐそばには、将門が石井営所に移る前、本拠地とした鎌輪之宿(かまわのしゅく)の碑がある。実際に鎌輪之宿があった場所は、ここからちょっと離れた香取神社だったという。また、ここから鬼怒川を渡ってちょっと行った八千代町似江戸に御所神社という神社があり、ここにも将門の居館があったという。
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