将門記の舞台を歩く②
10世紀中頃に起きた平将門の乱の発端となったのは、将門が今の筑西市中上野〜赤浜で源扶(たすく)らに襲撃された「野本合戦」だ。これを返り討ちにした将門は、ここからほど近い、筑西市東石田にあった伯父の国香の居館に攻め込み、国香を焼死させてしまう。国香の息子であり、将門の従兄弟でもある貞盛は、京都で一緒だったこともあり、仲は悪くなかったようで、いったんは将門を許している。国香の居館があった場所は正確にはわからないが、このあたりの民家2軒に国香の墓と居館跡と言われる石がある。そのうちの1カ所がこの写真だが、土地の所有者の話では、昔は林だったが、伐採したところこのような石が出てきたという。ここはちょっと高台になっていて、筑波山もよく見えるので、国香が居館を構えたというのは十分うなずける話だ。
« 将門記の舞台を歩く① | トップページ | ベルヴェデール »
「バイク、旅」カテゴリの記事
- 二十間道路の桜①(2022.04.30)
- 桜の季節(2022.04.13)
- 国立劇場の桜②(2022.03.24)
- 国立劇場の桜①(2022.03.23)
- 上野公園のカンヒザクラ(2022.03.21)
コメント