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2015年11月

2015年11月30日 (月)

口径30m超大型望遠鏡TMT

 国立天文台がハワイ島マウナケア山頂に建設を進めている口径30m超大型光学赤外線望遠鏡TMT(Thirty Meter Telescope)は、現在世界最大級のすばる望遠鏡(口径8.2m)をはるかにしのぐ高性能望遠鏡をめざしている。すばる望遠鏡は主鏡が一枚鏡だが、口径30mともなると一枚鏡では製造が困難なので、492枚もの鏡をつなぎ合わせて主鏡とする。標高4,200mで地上より大気が薄いとはいえ、大気のゆらぎによって像が乱されるので、これを補正する最新の補償光学機器も取り付ける。この結果、宇宙空間にあるハッブル宇宙望遠鏡を10倍以上上回る解像度を実現する計画だ。完成は2024年の予定で、TMTが稼働すれば、天文学も大きく塗り替えられるかもしれない。

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2015年11月29日 (日)

アルマ望遠鏡

 国立天文台のアルマ望遠鏡は、チリ アンデス山脈のアタカマ高地にある、世界最大級の電波望遠鏡群だ。アタカマ高地は標高5,000mもあり、非常に乾燥している(観測の邪魔になる水蒸気が少ない)ことから、ハワイ島マウナケア山頂と同じく天体観測に最適な環境であり、各国の観測施設がある。アルマ望遠鏡は単独の望遠鏡ではなく、口径12mと7mのパラボラアンテナ66台が一つの電波望遠鏡として働く、電波干渉計と呼ばれるシステムだ。66台目のアンテナが現地に設置されたのは昨年で、今後数多くの貴重な発見を成し遂げるだろう。さすがにここは一般見学はできないが、標高2,900mのところにある山麓施設は一般見学も可能だ。

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2015年11月28日 (土)

すばる望遠鏡

 国立天文台のすばる望遠鏡は、ハワイ島マウナケア山頂に位置する、世界最大級の口径8.2mを誇る光学赤外線望遠鏡だ。マウナケア山頂は標高4,200mもあり、天体観測に最適な環境であることから、各国の大型望遠鏡がここに集積している。口径8.2mともなると主鏡はものすごく重いので、自らの重さで歪んでしまい、そのままでは星は点像にならない。そこですばる望遠鏡では、コンピュータ制御された261本のアクチュエータと呼ばれる「腕」で主鏡を支え、歪みを補正している。標高が高いのでそれなりの準備が必要だが、一般見学も可能だ。ぼくはハワイには行ったことがないが、もしその機会があればぜひすばる望遠鏡を見に行きたい。

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2015年11月27日 (金)

野辺山宇宙電波観測所 45m電波望遠鏡

 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所は、八ヶ岳を望む野辺山高原にある。近くにはJR鉄道最高地点の碑があり、標高1,375mとの表示がある。野辺山宇宙電波観測所最大の観測機器は45m電波望遠鏡であり、宇宙からのかすかな電波を捉える大型のパラボラアンテナは、八ヶ岳に勝るとも劣らない威容を誇っている。1994年、りょうけん座の渦巻銀河NGC4258(M106)の中心部に高速で回転するガスの円盤を発見し、それまで理論的には存在が確実視されていたものの、直接観測することができなかったブラックホールが、確かに存在することを裏付ける証拠を得た。野辺山高原は天体写真ファンに人気のスポットで、ぼくも大学生のときに一度行ったことがある。ただ、最近はスキー場のライトなどでけっこう明るいらしい。

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2015年11月26日 (木)

ふたご座流星群とカタリナ彗星

 12月はふたご座流星群に加え、カタリナ彗星という久しぶりの肉眼彗星が出現し、冬の星空をいっそう楽しめるものにしてくれそうだ。ふたご座流星群は14日(月)夜〜15日(火)未明に極大を迎えるが、運がよければ1時間あたり40個くらいの流星を見ることができるかもしれない。カタリナ彗星は、夜明け前、おとめ座のスピカのそばを4〜5等級で移動しているが、これからどんどん高度が高くなるので、見やすくなる。14日の夜から15日の明け方にかけては、一晩で流星群と彗星を楽しめるだろう。

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2015年11月25日 (水)

青春バイク ホンダNSR

 ぼくがバイクに乗り始めたのは大学生のとき、世はレーサーレプリカ全盛期だった。世界GPロードレースではケニー・ロバーツやフレディ・スペンサーが活躍、休日ともなると峠には走り屋たちが集結した。ホンダは1984年のNS250Rを経て1986年にNSR250Rを発売、以後毎年のようにモデルチェンジを重ねていく。ぼくはといえば1989年、VT250FからNSRに乗り換え、4年間これに乗ったが、とにかく楽しいバイクだった。この頃にはエンジンの出力特性がコンピューター制御されるようになり、2ストロークエンジンの大きな欠点だった中低速域の出力特性が大きく改善されたので、街乗りやツーリングでもけっこうイージーに乗れた。もちろん峠を走れば本領発揮で、エキサイティングな走りが楽しめた。「青春バイク ホンダNSR」は、今や絶滅した2ストロークエンジンを搭載した傑作NSRシリーズの歴史をまとめた本だ。

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2015年11月24日 (火)

往年のペンタックス カメラ図鑑

 ぼくが天体写真を撮り始めたのは中学生のときで、最初のカメラは中古のアサヒペンタックスSPFだった。アサヒペンタックスシリーズ第1号機は1957年発売のAPで、1964年にはSPが登場、ベストセラーとなる。このSPは大学生のときに中古で買い、以後キャノンEOS Kissデジタルが登場するまでずっとSP&SPFを使っていた。デジタルカメラが劇的に進化したいま、もはや銀塩カメラに戻ろうという気はないが、記念に保存しておいてもよかったかなという気もする。「往年のペンタックス カメラ図鑑」には、ペンタックスカメラの歴史やSPの内部構造も詳しく書かれていて、懐かしい思いでいっぱいになる。

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2015年11月23日 (月)

ザ・インターネット

 サンドラ・ブロック主演の映画「ザ・インターネット」は、フリーのコンピューター・アナリスト アンジェラ・ベネットが、国家を揺るがす重大なコンピューター犯罪に巻き込まれるサスペンス映画だ。制作されたのは1995年で、当時のPower MacintoshやPowerBookが登場する。ぼくも同じ年にMacに乗り換えたので、サンドラがMacを操作するシーンを見るたびに、おおっ、懐かしい〜という思いだった。事件の黒幕は政府の機密情報や個人情報さえも操作することができるプログラムを開発し、世界を支配しようと企んでいた。アンジェラは偶然その一端を知り、命を狙われることになる。しかし、アンジェラはSOHOで仕事していて、友人もほとんどいないことから、犯人たちによって別人に仕立て上げられ、警察にも追われることになる。このあたりは、コンピューターによって個人情報が管理されたらどうなるか?という、今もよく取り上げられる問題だ。最後はウイルス一発で敵のプログラムがやられてしまうが、こんな脆弱なものじゃ使いものにならないだろ〜というツッコミも聞こえてきそうだ。とにかく、サンドラはホント美人だなぁ。

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2015年11月22日 (日)

007「オクトパシー」

 イアン・フレミングの小説007シリーズは、創元推理文庫とハヤカワ・ミステリ文庫版があり、このうちハヤカワ版は絶版となっているが、最近はiBooksやKindleで入手できるようになった。このうち007「オクトパシー」は、「オクトパシー」「所有者はある女性」「ベルリン脱出」の3つの作品を集めた短編集だ。007映画は、原作と同じタイトルでも内容はまるっきり関係ないというものも多いが、登場人物の名前や設定がどこかで流用されるというケースけっこうある。007「オクトパシー」に収められた3つの短編も、いずれもすでに映画で流用されているが、まもなく公開される007「スペクター」には、おやっという登場人物が出てくる。予告編でスペクターのボスと思われるオーベルハウザーという男が登場し、ボンドとの間に何らかの関係があることが示唆されるが、このオーベルハウザーは、短編「オクトパシー」では、ボンドが10代の頃にスキーを教わり、親父代わりみたいな人物だったのだ。「オクトパシー」でのオーベルハウザーは、ナチスがカイゼル山脈に隠した金塊を探すイギリス海兵隊スマイス少佐に、案内をさせられた上で氷河で殺される。映画でのボンドの両親は、両親がアルプス登山中に事故死したという設定になっているが、オーベルハウザーがこのあたりに関与しているのではなかろうか。

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2015年11月21日 (土)

今そこにある危機

 トム・クランシーのジャック・ライアン シリーズ第3作「今そこにある危機」でCIA分析官ライアン(ハリソン・フォード)は、内なる敵との戦いにも巻き込まれる。コロンビアの麻薬カルテルの殺し屋を逮捕し、カルテルの秘密口座を差し押さえたFBIだが、カルテルはその報復としてFBI長官を暗殺してしまう。アメリカ大統領は、CIAと米軍にカルテル殲滅の極秘作戦を命じるが、現地に潜入した特殊部隊は身内の裏切りによって孤立してしまう。ライアンは海軍特殊部隊出身のCIAエージェント ジョン・クラーク(ウィレム・デフォー)と協力し、特殊部隊の救出に向かう。生き残った兵士の救出に成功し、隠された真相を知ったライアンは、大統領の圧力にも屈せず、議会で真実を語ると宣誓するのだった。CIA副長官ジェームズ・グリーア(ジェームズ・アール・ジョーンズ=ダース・ヴェイダーの声優)が死の直前、「君は大統領に対して宣誓したんじゃない。彼の雇い主である主権者、国民に宣誓したんだ」とライアンに語ったセリフが印象的だ。

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2015年11月20日 (金)

パトリオット・ゲーム

 トム・クランシーのジャック・ライアン シリーズ第2作「パトリオット・ゲーム」では、ハリソン・フォードがライアンを演じる。ライアンはCIA分析官を辞職し、アメリカ海軍兵学校の教官となっていたが、講演先のロンドンで王室を狙ったテロに遭遇し、テロリストを撃退する。犯人はIRA(アイルランド共和軍)のメンバーだったが、そのうちの1人ショーン・ミラー(ショーン・ビーン)が弟を殺されたことを逆恨みし、ライアンとその家族らを執拗につけ狙う。ビーンは3年後には007「ゴールデンアイ」に出演し、コサック出身の006→犯罪組織ヤヌスのボスを演じるが、実際にはビーンがイギリス出身、ピアース・ブロスナンがアイルランド出身だ。本作には「スター・ウォーズ」のハン・ソロ役フォードをはじめ、ダース・ヴェイダーの声優役ジェームズ・アール・ジョーンズ、メイス・ウィンドゥ役サミュエル・L・ジャクソンも出演している。また、IRAのスポークスマンを演じたリチャード・ハリスは、「ハリー・ポッター」ではアルバス・ダンブルドア校長を演じている。

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2015年11月19日 (木)

遙かなる馬産地の記憶

 北海道日高地方は日本最大の馬産地で、年間5,000頭以上を生産、日本全体の8割を占めている。しかし、このようになったのは戦後のことで、とりわけ1970年の減反政策によって稲作農家による競走馬生産が急増した。ぼくの記憶でも、小学生の頃は水田がたくさんあったが、その後どんどん水田がなくなり、牧場になっていった。競馬コラムニスト河村清明が書いた「遙かなる馬産地の記憶」は、昭和初期から昭和40年代までの馬産地日高の歴史を振り返った本で、知ってる人が何人も出てきて、馬産地出身のぼくとしては非常に興味深かった。

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2015年11月18日 (水)

似江戸古墳群

 茨城県八千代町の似江戸古墳群は、前方後円墳2基、円墳21基の計23基の古墳を有する古墳群だ。このうち愛宕山古墳は、全長26m、高さ3mの前方後円墳で、周辺には他にも墳丘らしきものがある。近くには鬼怒川が流れているが、このあたりはちょっとした台地になっているので、洪水などで流されずにすんだのだろう。同じ敷地には御所神社があるが、ここは10世紀中頃、平将門の居館があった場所と言われている。

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2015年11月17日 (火)

将門記の舞台を歩く⑥

 10世紀中頃、坂東(今の関東)で乱を起こした平将門の居館は、今の下妻市や常総市、坂東市あたりにあった。常総市向石下にある将門公苑には、豊田館趾の碑と将門のレリーフがある。将門は相馬小次郎とも豊田小次郞とも呼ばれたが、若い頃このあたりにいたのは間違いないのだろう。「野本合戦」に快勝した将門は、その後もおじの良正、良兼らとの合戦に勝ち、しばらくは快進撃が続く。これらの合戦は平氏一族内の争いだったことから、朝廷も将門寄りの姿勢で、将門にとっては悪い時期ではなかったろう。その後将門は本拠地を今の坂東市岩井に移し、石井(いわい)営所を築く。「将門記」によると、良兼が937年、将門の雑役夫である丈部(はせつかべ)小春丸をスパイとし、石井営所に夜襲をかけるものの、将門がわずかな手勢でこれを返り討ちにしたそうだ。

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2015年11月16日 (月)

将門記の舞台を歩く⑤

 10世紀中頃、坂東(今の関東)で乱を起こした平将門の居館は、今の下妻市や常総市、坂東市あたりにあった。下妻市鎌庭には鎌輪之宿(かまわのしゅく)と呼ばれる本拠地があったようだが、すぐ隣の八千代市似江戸には御所神社という神社があり、ここにも将門の居館があったという。御所神社一帯には似江戸古墳群があり、前方後円墳2基と円墳21基の計23基の古墳が確認されている。中でも御所神社のすぐ裏にある愛宕山(あたごやま)古墳は、全長26m、高さ3mの前方後円墳であり、ちょっとした規模だ。古代から有力者が住んでいた場所に、将門も住んでいたのだろうか。

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2015年11月15日 (日)

将門記の舞台を歩く④

 10世紀中頃、坂東(今の関東)で乱を起こした平将門の居館は、今の下妻市や常総市、坂東市あたりにあった。初めは下妻市や常総市あたり(豊田郷)にいたようだが、度重なる合戦の舞台となったこともあり、後年は今の坂東市岩井に石井(いわい)営所を築く。「営所」というのは居館と軍事施設が一緒になったようなもので、戦国時代以降なら城ということになるが、この時代はまだ城というほどのものではなかったろう。下妻市鎌庭の千代川庁舎のすぐそばには、将門が石井営所に移る前、本拠地とした鎌輪之宿(かまわのしゅく)の碑がある。実際に鎌輪之宿があった場所は、ここからちょっと離れた香取神社だったという。また、ここから鬼怒川を渡ってちょっと行った八千代町似江戸に御所神社という神社があり、ここにも将門の居館があったという。

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2015年11月14日 (土)

将門記の舞台を歩く③

 10世紀中頃に起きた平将門の乱の発端となったのは、将門が今の筑西市中上野〜赤浜で源扶(たすく)らに襲撃された「野本合戦」だ。これを返り討ちにした将門は、ここからほど近い、筑西市東石田にあった伯父の国香の居館に攻め込み、国香を焼死させてしまう。国香の居館があった場所は正確にはわからないが、このあたりの民家2軒に国香の墓と居館跡と言われる石がある。民家2件は今は数軒離れているが、国香はこの地方の有力者だったので、このあたり一体が居館だったのだろう。実際に訪ねてみると、2軒とも親切に対応してくれて、柿やみかんまでもらってしまった。このあたりはとにかく柿の木が多い。1000年前の人々も、毎年柿が実るのを楽しみにしていたのだろう。

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2015年11月13日 (金)

ベルヴェデール

 007ジェームズ・ボンドが愛飲する酒はシャンパンとマティーニだ。シャンパンについては、もともとはドン・ペリニヨンを愛飲していたが、途中からボランジェ・グランダネを飲むようになった。マティーニについては、イアン・フレミングの原作「カジノ・ロワイヤル」につくり方が詳しく書いてあるが、ゴードンのジン+ウォッカ+キナ・リレのベルモットを氷みたいに冷たくなるまでよくシェイクし、レモンの皮を薄く大きく切ったやつを入れる。当時は東西冷戦の時代で、イギリス(ジン)・フランス(ベルモット)とソ連(ウォッカ)の関係を表したレシピだったとも言われている。このマティーニには数多くの種類があり、ジン+ドライベルモットでつくるのが通常のマティーニ、ウォッカ+ドライベルモットでつくるのはウォッカ・マティーニと呼ばれている。なお、マティーニは普通、シェイクではなくステアでつくるが、ボンドはシェイクでつくるのが好みで、「Shaken, not stirred(ステアでなくシェイクで)」はボンドの決まり文句だ。ボンドはこれまで、ウォッカとしてはスミノフやフィンランディアを飲んでいたが、まもなく公開となる映画「スペクター」では、ポーランドの「ベルヴェデール」を飲むようだ。というわけで、これを記念した限定商品が発売されている。

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2015年11月12日 (木)

将門記の舞台を歩く②

 10世紀中頃に起きた平将門の乱の発端となったのは、将門が今の筑西市中上野〜赤浜で源扶(たすく)らに襲撃された「野本合戦」だ。これを返り討ちにした将門は、ここからほど近い、筑西市東石田にあった伯父の国香の居館に攻め込み、国香を焼死させてしまう。国香の息子であり、将門の従兄弟でもある貞盛は、京都で一緒だったこともあり、仲は悪くなかったようで、いったんは将門を許している。国香の居館があった場所は正確にはわからないが、このあたりの民家2軒に国香の墓と居館跡と言われる石がある。そのうちの1カ所がこの写真だが、土地の所有者の話では、昔は林だったが、伐採したところこのような石が出てきたという。ここはちょっと高台になっていて、筑波山もよく見えるので、国香が居館を構えたというのは十分うなずける話だ。

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2015年11月11日 (水)

将門記の舞台を歩く①

 平将門は10世紀中頃、坂東(今の関東)で承平天慶の乱を起こした。その経緯は、「将門記(しょうもんき)」という書物によって、1000年以上経った現代でも知ることができるが、「将門記」の冒頭は「野本合戦」の場面から始まっている(本当の冒頭部分は欠落してわからない)。当時将門は30代前半だったと思われるが、父 良将(良持とも)が若くして死去し、伯父の国香やその舅 源護らと対立していたらしい。源護と国香は今の茨城県筑西市を本拠地としていたが、将門が所用でこのあたりを訪ねた際、源護の息子 扶(たすく)・隆・繁の3兄弟に襲撃された。将門はこれを返り討ちにし、源護や国香の居館まで一気に攻め込んで火をつけ、国香は焼死してしまう。この「野本合戦」の舞台となったのは、筑西市中上野〜赤浜周辺と推定されている。このあたりからは筑波山がよく見えるが、将門も国香と対立する前はたまに遊びに来ていただろうから、将門にとって見慣れた風景だったに違いない。

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2015年11月10日 (火)

ニキータ

 リュック・ベッソンの映画「ニキータ」は、カナダやアメリカでテレビドラマ化され、人気シリーズになるなど、ベッソンの出世作となった映画だ。麻薬中毒の少女ニキータ(アンヌ・パリロー)は、麻薬仲間と薬局に押し入り、警官を射殺してしまう。終身刑となったニキータは、政府の秘密機関に属するボブ(チェッキー・カリョ)と名乗る男から、このままここで死ぬか、暗殺者として生きるかの二つの選択肢を与えられる。3年間の厳しい訓練に耐えたニキータは、誕生祝いでレストランに連れて行かれるが、そこでボブに初めての「仕事」を与えられる。これにパスしたニキータは、新しい身分を与えられ、久しぶりに外での生活を始めるのだった。ニキータはスーパーのレジ係マルコと恋人になり、幸せな生活を送るが、当然そんな日は長く続かない。ニキータの苦悩は日増しに深くなっていくのだった。ジャンヌ・モローがニキータの教育係を演じていて、フランス映画らしいおしゃれな存在感を放っているほか、音楽も印象的だ。

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2015年11月 9日 (月)

ボーン・レガシー

 映画「アベンジャーズ」でホークアイを演じ、「ミッション:インポッシブル」シリーズでも常連となったジェレミー・レナーが、CIAの暗殺者アーロン・クロスを演じるのが映画「ボーン・レガシー」だ。本作はロバート・ラドラム原作の「ジェイソン・ボーン」シリーズ第4作目という位置づけだが、ボーンは登場せず、新キャラクター クロスが登場する。クロスはCIAの暗殺者養成プログラムに参加して日々過酷な訓練を積んでいるが、内部告発によって極秘のはずの暗殺者養成プログラムが白日の下にさらされそうになったため、隠蔽を図る上層部の指令によって追われる身となる。アーロンは、次々と襲いかかる刺客を撃退しながら、自らの肉体と精神を改造し、生存に不可欠な2種類の薬を入手するため、開発者の一人であるマルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)とともにフィリピンに飛ぶのだった。ちなみに、ワイズは現在、007ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグの妻だ。

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2015年11月 8日 (日)

陰謀のスプレマシー

 映画「ダークナイト」でハービー・デント(トゥーフェイス)役のアーロン・エッカートと、007「慰めの報酬」のボンドガール オルガ・キュリレンコがCIAエージェントを演じるのが映画「陰謀のスプレマシー」だ。CIAを引退したベン・ローガン(エッカート)は、ベルギーで防犯装置を開発する民間会社に勤務し、一人娘エイミーとともに暮らしていたが、ある日会社に出勤したところ、すべてが忽然と消えていた。親会社に押しかけても、そんな会社は存在しないと言われ、勤務記録も何も残っていない。混乱するローガンは元同僚と出くわすが、その元同僚はローガンを殺そうとする。ローガンは過去に身につけた特殊能力を発揮して次々と襲いかかる敵をやっつけるが、父がCIAだったとは知らないエイミーは不信感を抱き、恐怖のあまり逃げ出してしまう。そのエイミーを誘拐した謎の組織に対し、ローガンは機密書類と引き換えにエイミーを取り戻そうとするのだった。CIAのアンナ・ブラント(キュリレンコ)がローガンを助けようとするが、あっけなく殺されてしまうのが気の毒だ。

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2015年11月 7日 (土)

ペイチェック 消された記憶

 アメリカのSF作家フィリップ・K・ディック原作の映画「ペイチェック 消された記憶」は、来年公開予定の映画「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」でバットマン/ブルース・ウェイン役のベン・アフレックが、記憶を消されて殺されそうになるコンピューターエンジニアを演じる作品だ。マイケル・ジェニングス(アフレック)はフリーの凄腕エンジニアだが、プロジェクトを完了するたびに記憶を消され、引き換えに多額の報酬を得ていた。そのジェニングスにある日、大企業オールコム社を率いるかつての学友ジミー・レスリック(アーロン・エッカート)から、3年間のプロジェクト参加・記憶消去と引き換えに巨額の報酬を提示される。プロジェクトを完了して巨額の報酬を手にしたはずのジェニングスは、なぜか報酬を放棄したばかりか、FBIやオールコム社から追われる身となるのだった。バットマンを演じるアフレックと、「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」でポイズン・アイビーを演じたユマ・サーマン、「ダークナイト」でハービー・デント(トゥーフェイス)を演じたエッカートの新旧バットマン俳優対決も見どころだ。

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2015年11月 6日 (金)

兜神社

 東京証券取引所のすぐ裏に兜(かぶと)神社がある。境内には兜岩という大きな岩があり、「兜町」という地名の由来ともなった神社だが、ここは平将門の兜を埋めた地と言われている。将門は現在の茨城県坂東市岩井で藤原秀郷・平貞盛に敗れるが、秀郷が将門の首を京都に運ぶ際、この地に将門の兜を埋め、塚をつくって供養したというのだ。別の説では、源義家が兜と埋めた地とも言われているが、1000年も昔の話だから、今となっては確かめるべくもない。兜神社は今、証券界の守り神とされているが、この周辺には銀行発祥の地や郵便発祥の地もあり、近代日本がスタートする上で重要な役割を演じたところだ。

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2015年11月 5日 (木)

サバイバー

 ミラ・ジョヴォヴィッチ&ピアース・ブロスナン主演の映画「サバイバー」は、ハラハラドキドキのノンストップ・アクション映画だ。在ロンドン・アメリカ大使館に派遣されたテロ対策担当のエリート外交官ケイト・アボット(ジョヴォヴィッチ)は、アメリカのビザを申請した医療ガス専門医を不審人物としてマークするが、たちまちイギリス警察から抗議を受ける。身内のはずのアメリカ大使館の反応もおかしい。捜査を続けるケイトは、同僚との食事会に出かけるが、そこで爆弾テロに巻き込まれてしまう。ケイトはちょっと席を外していたので助かったが、その直後にテロリストが現れ、ケイトを射殺しようとする。命からがら逃げ出したケイトは、公園で同僚のビルと遭遇するが、今度はビルがケイトを射殺しようとする。どうやら大がかりな陰謀があるようだ。ケイトはテロリストに命を狙われると同時に、アメリカ政府やイギリス警察にも指名手配犯として追われるが、やがてテロリストの真の狙いに気づき、たった一人でそれを防ぐため、大晦日のニューヨークに向かうのだった。ブロスナン演じるテロリスト「時計屋」は、超一流の殺し屋で、冷酷非情だ。単なる女性外交官が戦っても勝てるはずがないが、そこはNo.1アクション女優のジョヴォヴィッチだけあって、最後はブロスナンを葬り去ってしまう。う〜ん、これでいいのだろうか・・・

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2015年11月 4日 (水)

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

 トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル」シリーズ第5作目が「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」だ。IMFのエージェント イーサン・ハント(クルーズ)は謎の多国籍スパイ組織「シンジケート」を追跡していたが、敵の罠に落ちて拷問を受ける。絶体絶命の危機に陥ったところを、正体不明の女性イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)によって救われるが、イルサが敵なのか味方なのかもよくわからない。一方、本国では、CIA長官アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)がハントとIMFの暴走を非難し、政府はIMFの解体・CIAへの吸収を決めてしまう。それから6ヶ月後、地下に潜って「シンジケート」を追い続けたハントは、その正体が死んだはずの各国のスパイを集めたならず者の組織であることを突き止める。というわけで、いつものごとくアクション全開、ハラハラドキドキ、スカッとさわやかな展開だ。それにしても、同盟国イギリスのMI6長官を悪者にしたり、CIA長官もちょっとバカっぽい人物にしたりで、IMFの独走にはしばらく手がつけられそうにない感じだ。

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2015年11月 3日 (火)

三鷹・星と宇宙の日2015⑨

 国立天文台は10月24日(土)、「三鷹・星と宇宙の日2015」を開催した。一般相対性理論の検証を目的として1930年に建設された太陽塔望遠鏡は、ドームから入った日光を平面鏡によって半地下の大暗室に取り込み、7色のスペクトルに分解する仕組みで、いわば塔全体が望遠鏡の役割を果たしている。ドイツ・ポツダム天体物理観測所に同じ仕組みの「アインシュタイン塔」があることから、この太陽塔望遠鏡も「アインシュタイン塔」と呼ばれている。

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2015年11月 2日 (月)

三鷹・星と宇宙の日2015⑧

 国立天文台は10月24日(土)、「三鷹・星と宇宙の日2015」を開催した。ドイツ カール・ツァイス製65㎝屈折望遠鏡を収めた大赤道儀室は現在、天文台歴史館として一般公開されている。65㎝という口径は、屈折望遠鏡としては日本最大で、1926年から1998年まで日本の天体観測をリードし続けた記念碑的な望遠鏡だ。ドームの部分は木製で、造船所の技師の協力を得て製造されたそうだ。

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2015年11月 1日 (日)

三鷹・星と宇宙の日2015⑦

 国立天文台は10月24日(土)、「三鷹・星と宇宙の日2015」を開催した。レプソルド子午儀室には、1881年に導入されたドイツ製の子午儀がある。国立天文台の前身である東京天文台が麻布にあった時代、日本の時刻はこのレプソルド子午儀によって決められていた。レプソルド子午儀が設置されていた場所は、今も日本経緯度原点となっている。天文台が三鷹に移転し、レプソルド子午儀が使われなくなってからは、ゴミ同然に放置されていたが、最近になって完全に復元され、国の重要文化財に指定された。

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