野辺山宇宙電波観測所 45m電波望遠鏡
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所は、八ヶ岳を望む野辺山高原にある。近くにはJR鉄道最高地点の碑があり、標高1,375mとの表示がある。野辺山宇宙電波観測所最大の観測機器は45m電波望遠鏡であり、宇宙からのかすかな電波を捉える大型のパラボラアンテナは、八ヶ岳に勝るとも劣らない威容を誇っている。1994年、りょうけん座の渦巻銀河NGC4258(M106)の中心部に高速で回転するガスの円盤を発見し、それまで理論的には存在が確実視されていたものの、直接観測することができなかったブラックホールが、確かに存在することを裏付ける証拠を得た。野辺山高原は天体写真ファンに人気のスポットで、ぼくも大学生のときに一度行ったことがある。ただ、最近はスキー場のライトなどでけっこう明るいらしい。
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