レッド・ドラゴン
天才的な精神科医であり殺害した人間の臓器を食べる猟奇的犯罪者ハンニバル・レクターシリーズ第3作目「レッド・ドラゴン」は、時系列でいうと第1作目「羊たちの沈黙」の直前の物語だ。FBIの捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)は犯罪捜査のためレクター(アンソニー・ホプキンス)にアドバイスを求めるが、レクターこそが真犯人であることに気づく。しかし、その瞬間グレアムはレクターに襲われ、瀕死の重傷を負うが、何とか反撃に出てレクター逮捕に成功する。この一件に懲りて引退したグレアムだったが、新たに発生した連続一家殺人事件の捜査に行き詰まったFBIに引っ張り出され、再びレクターにアドバイスを求めるのだった。せっかく引退して平和な生活を手に入れたのに、またまた危険な生活に戻ってしまうとは、グレアムもしょせん普通の人間ではないということだろう。犯人のダラハイド役を演じるのはレイフ・ファインズで、最近では007シリーズのM役を演じているが、本作ではハリー・ポッターシリーズのヴォルデモート卿のような不気味さだ。あと、ダラハイドに殺される不良新聞記者をフィリップ・シーモア・ホフマンが演じていて、はまり役の演技ぶりを見せてくれる。
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