レッド・オクトーバーを追え!
MI6の有名エージェントといえば007ことジェームズ・ボンドだが、CIAの有名エージェントというと、ジャック・ライアンが挙げられる。そのライアンが初めて登場する映画「レッド・オクトーバーを追え!」では、初代ボンド役のショーン・コネリーが旧ソ連の最新鋭原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」艦長マルコ・ラミウスを演じている。レッド・オクトーバーはスクリューではなく、キャタピラー・ドライブという推進システムを備えていて、ソナーでも探知できない。ラミウスはこれを利用し、従来から考えていたアメリカへの亡命を図る。しかし、アメリカ側には一切コンタクトしていないので、問題はアメリカ側にその意図を察知してくれる者がいるかどうかだ。ヘタをするとアメリカとソ連の両国から攻撃を受けるおそれもある。CIA情報分析官ライアン(アレック・ボールドウィン)は、ラミウスの性格やソ連の不審な動きから、ラミウスが亡命を希望しているのではないかと推測、政府から撃沈命令が出ている中、深海でラミウスとのコンタクトを果たすのだった。コネリー演じるラミウス艦長の冷静沈着ぶりに加え、CIA高官を演じるダース・ヴェイダーの声優ジェームズ・アール・ジョーンズのバリトンの美声など、なかなか見どころの多い映画だ。
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