宇宙論はいま
物理科学雑誌「パリティ」の特集本パリティブックスには天文学の本が何冊かあるが、パリティ編集委員会編の「宇宙論はいま」は、佐藤文隆の「いまさら宇宙論?」に続く本だ。20世紀終わり頃から、観測技術の向上により新たな発見が相次ぎ、宇宙論は大きく飛躍し始めた。冒頭にはこの分野の第一人者である佐藤文隆vs佐藤勝彦の対談が掲載されていて、最先端のトピックスについて2人の見方が示されている。当時の最大の発見は、宇宙の膨張が加速しているという話で、これを説明するために、宇宙のエネルギーの3分の2はダークエネルギー(フォースのダークサイドとは無関係)と呼ばれる正体不明のエネルギーであるという仮説が登場した。これはいまもって解明されておらず、大きな謎だ。
« ホンダF1エンジン⑤ RA122E(1992年) | トップページ | 星界の報告 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 日本科学未来館②(2023.02.07)
- 日本科学未来館①(2023.02.06)
- Star Adventurer GTi③(2023.02.05)
- Star Adventurer GTi②(2023.02.04)
- Star Adventurer GTi①(2023.02.03)
コメント